10連休4日目。赤道儀整備と、雨の成田でまったり撮影。 | PRYCE16写真日記

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クラッシック望遠鏡アストロR-74の鏡筒の整備は一通り済んだので、今度は赤道儀にとりかかる。まずはこの水平儀の調整。本来これは調整すべきものではない筈だが、50年もの間に水平儀部分のどこかに狂いが生じたようだ。そのままでは1辺を1mmも浮かせなければならなかったが、回転させる事により紙2枚分の隙間調整で済むようになった。但し穴の開き方が正三角形ではなかった為、1つの穴を広げる必要があった。ドリルの刃を使用して手動で少しずつ削っていった。鉄製でなくアルミ製でよかった。

 

 

 

続いては極軸の仰角調整。この角度計測用の機器は大昔、ロードスターのタイヤアライメントを自力で取ろうとした時に購入したものだ。勿論こんなもので分単位の調整が出来る訳もなく、ゴミとなっていたものである。まさか20年の時を経てこんな用途で有効活用される事になろうとは思いもしなかった。それまでは半円状の分度器をあてがい、それとなくあわせていただけだったのに対して、「度」単位で精密に測定出来るようになったのだからものすごい進歩だ。

 

 

鏡筒を支える部分のフェルトをめくってみると、赤経微動用のウォームギアと共に、赤緯軸が露出する。マイナスイモネジの「キー」を抜き、金色リング部の穴に棒を突っ込んで回せば分解出来る筈。両軸共動きがかなり渋く、油脂による潤滑は皆無だ。このままでも使用出来なくはないが軸受け部が損傷する事は明らかな為、いずれはオーバーホールをする必要がある。それは果たしていつになるのか。

 

 

望遠鏡いぢりにも飽きた為、近所の空港にフラリと遊びにやって来た。ココは先日の飛行機撮影講座に登場しなかった秘密の場所だ。とはいえ決して飛行機の格好イイ写真が撮る場所ではないのだが、少なくとも飛行機と共にまったりとした時間を過ごす事は出来る。

 

 

バックミラーにですらこのサイズに機体が写る。

 

 

窓の横を通過する際はこのサイズ。千里川程ではないものの、かなりヤバい位に飛行機に近づける場所だ。

 

 

雨用機材であるPENTAX K-10D&16-50mm。それを最短側にすると、35mm換算で24mmとなる。するとこんな2ショットを撮る事が出来る…中央の電線が邪魔だが(笑)。

 

 

中型機以上の場合は24mmでもはみ出る為、縦位置で。エアバス機にしては美しいA330。同サイズのA340は4発機である。悶絶しない訳がない(笑)。

 

 

小型機(A32X)でも28mm相当なので少し大きく撮る事が出来る。

 

 

 

 

1枚上とまったく同じに見えるが、こちらは胴体が6m程長いB787-9。B777-200にも匹敵するサイズである(90cm差)。更に延長したB787-10は全長68.3mらしいが、B777-300の73.9mには遠く及ばない。

 

 

そのB777-300。同じ画角だが、ここまで大きく(長く)なると、緊張間が漂う程迫力が出てくる。これならB747-8でもギリギリ大丈夫そうだ。

 

 

飛行機が小さすぎ、車がデカすぎ。もうすこし後ろに下がれれば良いのだが、勿論そんな余裕はない。

 

 

少し飛行ルート下に近づき、75mm相当で。ファインダーを覗いている時には「はみ出る!」と恐怖していたのだが、前後左右共にこんなに余裕があった。すごく近くて迫力はあるのだが、その様子を写真で表現するのは極めて難しい。

 

 

本日のお気に入り写真。飛行機は小さく、画面の大部分は空である。がしかしこの場所がかなりヤバい場所である事はまあまあうまく表現出来たのではないかと思っている。親指AF非対応のK-10Dの縦位置グリップのおかげで、水平が取れていないのが残念だ。75mm相当。

 

 

飛行機は写らないが、本日の撮影場所を逆角度から。この悪天候にもかかわらず、黄色と緑と、怪しげな曇り空が綺麗に出ている。PENTAXの画質調教のうまい所だ。

 

 

本日15時に閉店した行きつけの蕎麦店。早速荷物の搬出が行われていた。やはり最終日の、しかも閉店直前に訪れるべきであったか。

 

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