著者の井上さんは、人気ブログ「中国嫁日記」の作者としても知られ、人気が高いのは知っていましたが、それでも今回の新刊の売れ行きはかなりのハイペース。
それだけ内容が面白い本なのですよね。
公共事業などを行い、国が沢山お金を使って借金を作る…一見するとおかしな意見に見えますが、実はコレが景気を回復する方法だったりします。(^^;
借金がお金を増やす(信用創造)。お金の正体が人々の信用で成立しているものだと知ると、このおかしな意見があながち間違っていない事に気づくと思います。
バブル崩壊後、本当に世間は「無駄な公共事業」に怒っていたのか?
本当は、入札の出来レース(談合)などのシステムに対しておかしいと言っていたのがいつのまにか論点がすり替わっていただけなのかも…
自分の考えや意見をしっかり持っていないと、ニュースを読み間違えて、いつのまにか誰かが作った空気に流され、気がついたら…
#フェイクニュースはメディアだけではなく、それを読む読者もそれに加担している。誰が悪いとかではないのですよね。とにかく、権力を持ち「大きな声で意見を言う」人には要警戒。
そうやって先の大戦も始まりましたので、基礎をしっかり勉強して、自分の意見を持つ事はとても重要。
その様な事を考えさせられた一冊でした。
経済の基礎を知りたい人にはオススメの一冊だと思います。(^^)
あぷりこっと