スキャット(^^) | Aprikos blogg

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色々ありますが、それでも前を向いて生きようとしているMtFな私の天然ブログです。

こんばんは(^^)





サッチモこと20世紀最高のジャズ・トランペッターと呼ばれた、ルイ・アームストロングさんの代表曲の一つ、「ダイナ」です。(^^)

この曲は、日本では、ディック・ミネさんや、昭和の喜劇王と呼ばれたエノケンこと榎本健一さんなどがカバーしています。

ただ、ディック・ミネさんのバージョンは、ある一点がオリジナルと異なります。

それは、スキャットが入っているか否か。

ディック・ミネさんがジャズ・ボーカリストなのに対して、サッチモは、トランペッターと、元々の立ち位置の違いが、そうさせたのでしょうね。(^^;

上の動画でのサッチモの歌は、アドリブを途中で入れるなど、声を楽器として使っています。この唱法をサッチモが取るに至ったのは、自身の健康上の理由からという説を以前聞いたことがございます。

それにしましても、サッチモのトランペットの音、凄く大きいですよね。フレッチャー・ヘンダーソンのバンドに所属していた頃のレコーディングでは、ドラムよりも後ろで演奏していたのだそうです。当時は今の様にマイクやアンプの性能が良くありませんでしたので、音量調節の為にその様な位置に立たされたのだとか。生の音、聴いてみたかったですねぇ。(^^;

サッチモが用いたスキャット唱法、それから60年以上の後に、もの凄い進化を遂げます。それがコレ(^^)





日本でも大ヒットして一躍有名になりました、スキャットマン・ジョンさんの代表曲です。(^^)

彼は自身の持つ「吃音症」という障がいを逆手に取り、信じられない様な高速のスキャットを見事に展開させ、当時の音楽シーンに大きな影響を与えました。

50代を越えてのCDメジャーデビュー、それも全世界の主要音楽チャートにランクインするなど、すごいエピソードだらけですが、それよりも凄いのはこの曲の歌詞。

チョット著作権の都合上ご紹介出来ませんが、内容は、自分の様に吃音で苦しんでいる人たちへのエールとなっており、それは吃音症の方以外の悩める方々への応援歌とも言えるものになっています。(^^)

これほどの名曲でありながら、残念な事に、スキャットマン・ジョンさんがご存命中に訴え、活動の中心としていた吃音の社会的認識を日本にも広めるという目標は達成されませんでした。ご自身、その為の基金団体も設立されているのですが、日本でのプロデュースは成功したとはいえませんでした。

しかし、改めて聴き直すと、本当に名曲ですよね。(^^)

歴史に「もしも」はありませんが、スキャットマンさんが今もご存命でしたら(デビューから約5年後、病気でお亡くなりになられました)、その目票は達成されていたと思います。特に今の時代でしたら…


最近では、H ZETTRIOさんなどがカバーしていまして、聴き比べも楽しいですよ。(^^)

と、言う訳でスキャット特集でした。(*^ω^*)


ヒマワリあぷりこっと
♪ビーバップパラッポ…(^^)