何だか変なタイトルですが…(^^;;
こんばんは。(^^)
以前に紹介しました、
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境界のないセカイ (3) (カドカワコミックス・エース)
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この本。(^^)
この本のエンディングは、かなり意味深な終わり方になっています。
ネタバレとなりますので、詳しくは申せませんが、主人公の男の子は、とある幼馴染と結婚し、双子の赤ちゃんに恵まれます。
しかし、その赤ちゃんを産んだのがどちらなのかは、描かれていないんです。
と、言いますのも、主人公の男の子と幼馴染の顔はかなりそっくりで、違いがあるとすれば身長と性自認だけ。
なので、これまでの物語を読んできた読者は色々考えてしまうんです。
研究が成功したのか、間に合わなかったのか…
けど、どちらに転んだとしても、二人は幸せになったのだと感じました。
幸せって、いったい何なのか…
前に、ゆうきゆう先生によるアラン先生の「幸福論」についてのコミックス本をご紹介いたしましたが、その中にも、一般的に考えられている要素では幸せになれないと、書かれていたことを、その記事で紹介したと思います。
この二人は、性別についてのある悩みで(その物語の世界観だからこそ成立する悩み)、再会時、葛藤します。親の身勝手で本来進むはずと思っていた運命に進めなかったジレンマ…
それはそれで不幸ですし、苦しむのも当然だと思います。
ただ、その大きな障壁にぶつかったことで、主人公の男の子は、自分の進むべき道を見出しますし、周りの人々も、それぞれの「自分の道」へと進んでいく事になります。
本当に幸せになるには、自分で自分の信じたことを、楽しいと思うことを、誰かの幸せを思いながら進んでいくことであって、決して他人の時間に生きる事ではないのだなと…
ブラック企業とか、世の中には嫌なことが多くて、不幸だし、不公平だと感じることは多々あります。けど、そこから抜け出せなくなる前に、まずは、「自分の時間」を生きる事が大事なのかも。
境界のないセカイのエンディングは、読者にどちらのプロセスも想像できるような仕組みになっていました。でも、結果は同じ。
なぜなら、主人公たちは、「自分の時間」をしっかりと生きてきたから、選択に迷いもなかったし、プロセスがどうだったかなんて、さほど関係なかったのでしょう(と、勝手に想像してみました (^^;; )。
と、考えますと、幸せの方向というものは、自分の時間をいかに生きてきたか…で、見えてくるものなのかなと思ったりしてしまいました。
意外にね、人って、他人の時間に生きてしまわされやすいのかも。サイコパスやブラック企業とかはそういった心理を巧みに突いて、他人をコントロールして自分の為だけに利用して生きている存在なのかもしれません。そしてこういった存在って、意外に頭がいいのですよね。なので、すぐに騙されてしまいやすい。
しかも定義についても曖昧なので、人それぞれの評価になりやすいですし。今まで生きてきた過程の違いなどで、どこまでがサイコパスでブラック企業なのかは、評価が分かれてしまうのもその為で…(--;;
そういったものに振り回されている時間って、結局自分の時間の浪費でもありますので、自分がいいと思う選択へと進む方が、幸せへの近道なのかもしれません。
ただ、
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「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)
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この本にもあるように、追い詰められてしまうと、選択肢を自ら閉ざしてしまい(と言いますか見えなくなってしまう)、気が付いたら駅のホームに…なんてこともあります。この心理は私も理解できます。実際それに近い状態になったことがありますし。
心に余裕がなくなったら、一度欠伸をして、落ち着いてみるのも、アリかも知れません。この本の作者のように、友人からの助言で状況が打開出来た人って世の中には少ないように思います。だから自殺者が絶えない…
自分が選んだ道だからと言って、それが幸せに向かっているとは限らない。何だか先ほど言っていたことと矛盾するように感じるかも知れませんが、「自分が決めたことだから」に縛られすぎるのも考え物です。
どうも違うなと感じたら、進む方向が正しいのか?
お茶でも飲んでちょっと休んで考え直してみませんか?
もっと、自由でいいんだと思います。(^^)
これ書いている本人が一番、色んなものに囚われやすいので、説得力が…A(^^;;
あぷりこっと