デルマする?(^^;; | Aprikos blogg

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色々ありますが、それでも前を向いて生きようとしているMtFな私の天然ブログです。

こんばんは。(^^)
 
今日は、お出かけするつもりが、体調がすぐれず、一日中ゴロゴロしていました。(^^;;
 
おかげで、相棒2時間スペシャルなどの撮り溜めていたテレビ番組を観ることができました。
 
…明日は大忙しなのですよね、仕事。(--;;
 
 
ネットでは、アメリカのお母さんのほっこりするニュースも流れ、政府はああだけど、そこに住む人たちは多様な生き方をエンジョイしていて、まだまだ救いはあるなぁと、ちょっとポジティブな気分になりながら、テーブルを掃除していたら、
 
 
こんな懐かしいものが。(^^;
 
パソコンの方ではなく(この子は後程。(^^;; )、その上にある鉛筆です。(^^)
 
この鉛筆、どう見ても普通の色鉛筆なのですが、つい最近まで、レコーディングスタジオで活躍していたものです。
 
「ダーマトグラフィー」と呼ばれる色鉛筆で、一般の文房具屋さんで100円ぐらいで入手可能な何の変哲もないのですが、通常の色鉛筆と違い、ガラスや陶磁器など、殆どのものに書くことができるのです。
 
なので、昔のレコーディングスタジオで使われていました、「オープンリール・テープ」という、大きなリールにぐるぐる巻いた…
 
出典元:Wikipedia
 
言葉で説明するより、見ていただいた方が分かりやすいですね。(^^;;
 
Wikiで公開されているこの写真のデッキは、スイスのルボックスという、現在は民生用の高級AV機器を製造・販売しているメーカーのものですね。もとはテープレコーダーのメーカーとして知られていましたが、同じ創業者によって設立された、スチューダという業務用を中心に作っていたブランドの方(ビートルズのアルバム、「サージェント・ペパーズ・ロンリーハーツ・クラブ・バンド(Studer J37)」など、名アルバムの録音に使われています)が有名になってからは、民生用に軸を移していったようです。って、写真の紹介ではなく。(^^;;
 
このデッキに写っています大きな丸いものが、オープンリールテープでして、これにポリエステルの上に、磁性体を特殊な接着剤と混ぜて印刷(または蒸着という方法で)したテープを巻き付けて、音を記録していました。
 
でね、このテープに録音するのはいいのですが、狙いの音の位置とか、カットしたい音の位置とかがこれでは分かりません。
 
一応、テープカウンターでも目安にはなりますが、正確ではありません。ですので、必要な位置の音があるところまで走行させて、その裏に、ダーマトグラフィーで目印を書きこんだり(デルマ)していました。
 
あまり知らないかもしれませんが、プロの人たちは、録音したテープを編集するために、カッターやハサミでちょん切って、いらない部分を捨てたり、別に録音していたテープと繋いだり(スプライシングといいます)して、アルバムの制作などを行っていました。ですので、当時はダーマトグラフィーが必需品でした。(^^)
 
で、現在はコンピュータ上でこの作業は行われるのですが、現在でも目印を打つことを、「デルマ」と呼んだりするようです。(^^;
 
私はプロの録音師ではありませんので(学生時代のころ、憧れてはいました。だって、マイケルとかとお仕事できるかも知れないじゃないですか!って、ミーハーですね、私。(^^; )、この色鉛筆で、コップとかに落書きでもしてみようと思っています。(^^;;
 
ちなみにこのダーマトグラフィー、木ではなく紙巻なので、芯がなくなったら、紐を引っ張って剥いて再び芯を出すという構造ですので、鉛筆削りが必要なかったりします。(^^;;
 
 
ヒマワリあぷりこっと
日本のメーカーでは、オタリとかがプロ用のオープンリールデッキでは有名でした。民生用ではTEAC(業務用はTASCAM)とかが有名だったり。(^^)
カセットデッキでは、ナカミチ(#1000とかDragonなど)とかが有名でしたが、意外な伏兵としてAIWAも良いカセットデッキを作っていました。(^^)