サイクル | Aprikos blogg

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色々ありますが、それでも前を向いて生きようとしているMtFな私の天然ブログです。

おはようございます。(^^)

昨日未明にバングラデシュで起こりましたテロ事件で犠牲になられましたすべての人々のご冥福をお祈りいたします。

テロを起こす人々が信じる宗教には、何らかの魅力があるのでしょうが、だからといいまして何でもやっていい訳ではありません。

ちょっと前に読みました本に、イスラム教は一神教最後にして最大の宗教だといわれているそうですが、その宗教成立の過程は、本当に褒められるものではないと思います。

確かに、メッカで多神教を信じる人たちから迫害を受け、悔しい思いをしたのでしょうが、その後、それを滅ぼすのも何だか…

寛容ある宗教だと聞いたことがありますが、どう考えても不寛容の方が目立つのですけど…やっぱり宗教は好きになれません。


テロというものに関して、日本はとても遠い存在のように感じている人たちが多いと思いますが、実際には1990年代ぐらいまでは、日本国内でもテロ事件は多く発生していました。

最も多くの人達に残っている事件は、新興宗教、オウム真理教によって起こされた、「地下鉄サリン事件」でしょうか?

このテロでは、世界的に見ても稀な毒ガスによる無差別テロであり、多くの犠牲者を生みました。

しかも、その前には長野県で実験的に行われたテロ事件(松本サリン事件)を起こし、VXガスを使った暗殺事件や、弁護士一家の拉致・殺害事件など、多くの事件を起こしています。

このオウム真理教による一連の事件だけでなく、過去には、革命的共産主義者同盟全国委員会(通称:中核派)や、日本赤軍による無差別テロ事件、そして、未だ未解決事件となっているピース缶爆弾(ピースという名前の煙草があるのですが、これは、一般的な紙箱に入ったものだけでなく、金属の缶に入っているものも売られていました。今も売っているのでしょうか?(^^;; )テロなんてものも起こっています。

# 特に日本赤軍は、設立当初、アラブ諸国との結びつきがあったようです。今に続くテロと関係性がありそうで(勉強不足なので断言できません。ごめんなさい)…テロの歴史を学ぶことは、今後の世界との付き合い方を模索するうえでは必要なのかもしれません。

そういえばその昔、「腹腹時計」という本が地下出版されていたことも…いわゆる、爆弾や毒ガスを中学生の知識程度で作れるとレクチャーしている本で、こっそり100円程度で売られていたとか。
本の出版自体は、日本国憲法第21条1項に定められている「表現の自由」があるために、差し止めが出来ません。ですので、当時の公安は他の法律でこれを阻止した、という経緯があったりします。

# 腹腹時計の与えたインパクトは強烈で、後の多くの漫画家や作家の作る作品中に今でもチラッと小道具として登場することがあります。(^^;;


テロに限らずですが、イギリスのEU離脱やアメリカでのトランプ候補の台頭など、内向きに働く力が目立ち始めているのには、今までの秩序、システムが老朽化してきていて、閉塞感を感じている…というところも在るのかも知れません。

そして、システムの老朽化に伴って、新しい秩序が表れて大きな衝突をしながら変化するサイクルも、これまで歴史に何度も登場してきています。

その新しい、世界をドラスティックに進化させる力を持つシステムは、今は胎動しているだけで、未だに眼の前に現れてはいませんが、インターネットと「多様化」、「寛容性」という言葉がその大きなカギの一つを握っているのは確かなようです。

これから何が起き、世界はどう進化するのか…その為に大きな犠牲を伴うのだけはさすがに勘弁願いたいです。(><)


あぷりこっと
ちょっと前にお亡くなりになられました、アルビン・トフラーさん(「第三の波」などの著作で有名)には、どのような未来が見えていたのでしょうか?一度お話してみたかったです。