グランブルー・ファンタジーCM Cygames Cannel YouTubeより
「仕事しに来ているのか、飯食いに来てるのか…」って、あんただあんた。(^^;;
最初は原作のイメージ（「孤独のグルメ（原作：久住昌之 画：谷口ジロー）」）と、違っていたので、心配していましたが、ふたを開けてみると、もうドぴったり！
五郎さんそのものでしたので、すっかりはまってしまい、何度もリピートして観ています（「孤独のグルメ（TV-TOKYO）」シーズン5まで進行！）。(^^)
何でもそうですが、イメージだけで捉えると、固定概念に囚われてしまい、否定的になったりしてしまいがちになります。うん、食わず嫌いはいけませんね。A(^^;;
ちょっと前のニュースになりますが、アメリカ南部で、合衆国憲法に書かれている、宗教の自由を盾に、お店側がLGBT'sへのサービスを拒否してもよいという、いわゆる「ウェディング・ケーキ論争」が今、とんでもない勢いで広がっているのだそうです。
＃詳しくはこちらのリンクから
アメリカ南部は、敬虔なカソリック信者が多い州でもあり、保守的な考えが蔓延している場所でもあります。その保守性は性に関するだけでなく、科学的な考えにまで及び（例：ダーウィンの進化論や、地球温暖化などの環境問題についてetc...これらはすべて、神に反する行いだと定義しているようです）、ここまで来ますともう…(--;;
彼らが拠り所としている、キリスト教の根拠というものが、
これでして。
旧約聖書、レビ記、18章22節のくだり
「あなたは女と寝るように男と寝てはならない」
と記されており、これが、宗教的に同性愛を禁止する根拠として、よく持ち出されます。旧約聖書は、元々はユダヤ教の「タナハ」と同じもので、ユダヤ教信者がLGBT'ｓを忌み嫌う理由も同じだと思います。
このレビ記には、食べてはいけないものや、恋愛、結婚観などを事細かに規定した書き込みがなされていて、ここを読むだけでも、頭がくらくらとなってきます。
ユダヤ教などが誕生したときには、法律も未熟で、その殆どは、王族など権力者の都合だけで作られていたでしょうから、マイノリティーにとっては相当生き辛かっただろうと推測できます。ですので、何らかの拠り所を必要としていたでしょうし、権力者に対して対抗するために、「神の言葉」という理由はとても強力な免罪符として効力を発揮していたのではと、個人的にそう推測しています。
ただね、今はその時代から少なくとも2000年以上経ち、その間にゆっくりではありますが、様々な考え方についても進歩していますし、特に自然科学の発達もあって、この時代とは比較にならないほどの飛躍も行われています。
○○をやってはいけないから、○○はいけないからとの理由だけで、拒否する行為は、結局、人権や生存権を脅かすだけになる…そのようなことも判らないのかな？と、悲しくなってしまいます。
そして、多分ですが、宗教上の理由を根拠に、拒否反応を示す人々には、本当は、自分の理解できないものは気持ち悪く、排除したい。でも、暴力を直接振るえば、刑法に抵触しますから、それを回避するために、アメリカ合衆国憲法第一条に規定されている、宗教の自由を盾に、聖書の記述を拠り所にして、正統的に排除したいという思考が働いて、それを行動に移しているのだと思います。
人間って、ある一定の状態になると（年齢を重ねるなど）、自分の世界を変えたくないという思考へと偏っていきますから、それも理由の一つとしてあるのかも。
でも、例えば、MtFの人が、心臓疾患などで倒れて、命の危険にさらされている状態で、病院側が宗教上の理由でこの人の治療を拒否したら…とても恐ろしいことですよね。（；；）
異教徒だから、性的マイノリティーだから、肌の色が違うから、異民族だから…人は一人ひとり、考え方も習慣も違うのが当たり前で、それだからこそ、自分の価値観だけを押し付けるだけでは、衝突するばかりで解決しない。お互いに理解しあうようにすることが大事なのに…
今、世界的に保守的な方向に進んでいることもあって、このニュースの今後の行方が気になっています。
そういえば、現在公開されているディズニーアニメ、「ズートピア」では、差別問題に真正面から取り組んだ作品として話題になっていますよね。差別はいけないと言いながらも、自分の中にある潜在的な差別意識など、かなり奥深くまで迫っているとか。観たいなと思っているのですが、なかなか時間が取れなくって、いつ観れることやら。(^^;;
しかし、アメリカって、こういう問題も子供が見るアニメーションで取り上げるなんて。その懐の大きさに、いつも驚かされてしまい、国内アニメはその点ではまだまだかなと思ったりしています。A(^^;;
思考の停止だけはしたくないものです。
あぷりこっと