日本は発展途上国? | Aprikos blogg

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色々ありますが、それでも前を向いて生きようとしているMtFな私の天然ブログです。

こんにちは。(^^)

ちょっと時間が空きましたので、前々から考えていたことを。(^^;;

その前にこんな昔話を。


大航海時代、スペインのある軍隊が南米の国々を侵略していた時のこと。

そこから銀色に輝く美しい金属でできた装飾品を、黄金などとともに奪い取り、国へと持ち帰りました。

現地の人たちから、その金属が大変貴重なものであると聞かされていたこと、とても美しい銀色だったことから、スペインの軍人たちは、それが銀だと思い込んでおりました。

しかし、それを融かそうと炉に入れましたが、全然融けず、最終的には、金を融かす温度(1064℃)にまで高めましたが、全く変化がありませんでした。

しかもこの金属、とても固く、通常のやすりなどの加工器具では歯が立たず、どうにもできません。

炉でも融けず、とても固くて加工すらできない。スペイン人たちは、「現地の野蛮人にだまされた!銀の偽物をつかまされた!!」と、怒り、なんとその金属を海に投げ捨ててしまいました。


と、いう昔話です。(^^;;

さて、ここで問題です。現地の人たちは、スペイン人をだましていたのでしょうか?

いいえ、これは違います。現地の人たちにとって、金と同様に大変貴重な金属で、装飾品などに使うほどでした。

では、この金属はいったいなんだったのか?

スペイン人たちが海にその金属を捨ててしばらく、18世紀に入って、測量に入った科学者であり冒険家であった人物が、その金属の鉱脈を発見いたします。これにより、白金(プラチナ)が初めて西洋人に知られるようになりました。そうなのです。スペイン人たちが怒りのあまり、海に投げ捨てた金属は白金だったのです。

実はこの頃、南米では白金を加工するための技術が発達していました。その為、装飾品などが作られていたのです。これは、当時のヨーロッパの金属加工技術を上回るほど、大変高度な技術が存在していたことを示しています。

彼らを「野蛮人」と呼び、侵略と略奪を繰り返したスペイン人と、すでに高度な金属加工技術を確立していた南米の人たちのどちらが野蛮人なのでしょうか?

この話を知ってから、今の日本は本当に先進国なのか? ずっとその疑問を抱き続けておりました。

その答えの一端を、とある方の発売前の本の先行公開された内容を読み、確信できました。その内容は、ここではお話しできませんが、かなり衝撃的な内容でした。

王族の方も利用する神聖な海岸で、全裸になって馬鹿騒ぎした日本人とか、国内での貧困・育児などの問題が取り上げられるニュースを聞くにつれ、「日本凄い!」的なバラエティー番組を流すテレビとの温度差が何ともで…

すごく心配です。


あぷりこっと