たまには、ヘリで演奏もしたくなるさ(をい)。ゞ(^^;; | Aprikos blogg

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色々ありますが、それでも前を向いて生きようとしているMtFな私の天然ブログです。

こんばんは。(^^)

今日は、先ほどのブログにもありましたように、お家でぐったりとしていました。

でも、静かな部屋でぐったりというのも寂しかったので、なうにも書きましたように、Steve Reich と、Chick Corea のアルバムを引っ張り出して聴いておりました。(^^)

Reich の作品では私、「ドラミング(1971年発表)」等も好きなのですが、やっぱり衝撃を受けた作品は、「Defference Train(1988年発表。グラミー賞(現代音楽部門)受賞作)」です。

この作品は、Reichの幼少の頃の列車での体験がベースになっているのですが、その体験を、「もしもあの時、ヨーロッパの列車に乗っていたのなら、運命は大きく違っていたかもしれない*注」という仮定と結び付けて作られた、社会的なテーマを含んだ大問題作です。

ミニマム・ミュージックの手法を使い、ナレーションや電車の汽笛などのサウンドを散りばめてながら、弦楽四重楽団の演奏が重ねられる。そのサウンドの見事さと、テーマの明確さでとっつきにくいと言われる現代音楽をここまで聞きやすくしたという点で、大きな革命的な作品だと私はそう思っています。

その後のReichの作曲の方向性を決定づけたという点でも、大きなターニング・ポイントとなった作品だと思います。実はまだ聴いていませんが、最新作のタイトルは、「WTC 9/11」。もうお分かりですよね。(^^;;

Chick Coreaの作品は私、高校の頃からのファンで、RTF時代や、ピアノ・ソロ・ワーク作品はもちろんの事、その後のエレクトリック・バンドやアコースティック・バンドも大好きです。(*^^*)

今日はその中から、Chickの大出世作と言える、「Return to forever(1972年録音)」を聴いていました。ローズピアノの音がなんとも良いですよね♪(^^)

それと、ベースの伸びがすごく気持ちよくって、これがまた!(≧▽≦)

内緒ですが、実は私、ロックも大好きですが、Jazz・Fusionも大好きなのです。ヴァーブやCTIレーベル作品や、ECMやGRPレーベル作品と、BlueNoteやPrestige record作品群を同列に高校時代によく聴いていました。(^^;;

#チャーリー・パーカー(伝説のロックバンド、「ヤードバーズ(後にレッド・ツェッペリンへと繋がっていきます)」の名は彼の愛称(ヤードバード→バード)から来ていることで有名です)とWeatherReportのカセットを一緒に持ち歩いていたりとか。(^^;;

夏になってまいりますと、彼の作品と、セルジオ・メンデス・ブラジル66とか、アントニオ・カルロス・ジョビンとか、ネイティブ・サンのモントルー・ジャズ・フェス・ライブ・アルバムとかを引っ張り出して聴きたくなりますよねぇ~音楽も夏モードにしたくなります。( ´艸`)


さてと、本題ですね(をい)。ゞ(^^;;

まずはこれを御聞きになられてください。(^^)




 Helikopter Quartett,  Karlheinz Stockhausen. YouTubeより。

20世紀の作曲家の中で、以前紹介しましたジョン・ケージ同様、ドイツの重要な作曲家、カールハインツ・シュトックハウゼンの作品です。(^^)

ヘリコプターの音を弦楽四重奏で表現しているばかりではなく、実際にヘリコプターに乗り込んで、空中ライブという、何ともぶっ飛んだ作品です。(^^;;

シュトックハウゼンと言いますと、「コンタクテ(1958-60)」や、「ヒュムネン(1966-67)」などのいわゆる、「電子音楽」の作曲家として有名ですが、このような作品もあるのですよね。実はこれ、「光(1993年発表)」というタイトルのオペラ曲の中の一幕だったりします。(^^;;

彼の作品は、後の、クラフトワークやタンジェリン・ドリームなどのいわゆる、ジャーマン・テクノ・バンド結成に多大な影響を与えまして、これからテクノの祖とも呼ばれることがあります。(^^)

#因みに、ジョン・ケージやReich作品は、後のハウス・ミュージックや、DJプレイ音楽などに多大な影響を与えています。繋がっているのですよね、しっかりと。(*^^*)

更に面白い情報を一つ。(^^;;

シュトックハウゼンの肖像写真、実はビートルズのあの有名なアルバム、「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」のジャケットの中に使われているのですよね。(^^; 福助同様びっくりです。(^^;;


あぷりこっと
*注:Steve Reichはユダヤ系アメリカ人ということもありまして、あの第二次世界大戦時の悲劇の収容列車と重ね合わせて、反戦の意味を強くこめて作曲したのだそうです。彼にとってはあの悲劇はもう一つの現実だったのです…