瞳の奥 | Aprikos blogg

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色々ありますが、それでも前を向いて生きようとしているMtFな私の天然ブログです。

こんばんは。(^^)

交差点

クリニックからの帰り道、ちょっと気になるカメラが脳裏に浮かびましたので、近くの大手チェーン店のカメラ屋さんで触ってみようと思い、立ち寄ることにしました。これは、そこで起こりました出来事です。

駐車場に車を停め、バッグを持って外に出ようとしたときです。見知らぬ男の子が、運転席横のドア付近に、ごみを捨てていきました。

私は、初め、戸惑いましたが、やはりここは叱らないといけないなと思い、少し怒った顔を作って、車から出ました。そして、叱りつけようとしましたが…

その子供の行動と、その瞳を見ていましたら、何故か、その場に一時固まってしまいました。

普通でしたら、捨てたごみのことなんて気にしませんよね。そのままどこかへ行ってしまうはずです。こちらが呼び止めでもしない限り。

しかし、その男の子は、証明写真の機械の箱の後ろに隠れて、こちらをじっと、見ていたのです。そしてその瞳は、どこか、いたずらめいた眼で、少しスリルを楽しんでいるかのような…

ああ、いけない、いけない!っと我に返り、「ごみを捨てたらいかんが。ちゃんと持って帰りぃ(どこの方言だ (^^; )」と言って、叱りました。そうしましたら、その男の子は、「ごめんなさい」と一言云うと、そのごみを拾って、足早にその場を去っていきました。

わずか1,2分程度の出来事でしたが、その後、この男の子のことがずっと気になりまして、考えながら今に至っています。

ただ単に、私の反応を見たかっただけだったのでしょうか? それとも… 男の子の瞳を見たときの、いたずらめいたものと、もうひとつ何かが垣間見えたような気がするのです。何か、私に訴えかけていたような。それが何なのか、未だに判らなくて、悶々としています。

お子さんをお持ちのお母さんや、学校の先生などは、もしかすると、このようなことを毎日経験されているのかな?とか、少し考えてしまいました。

あぷりこっと