People Get Ready | Aprikos blogg

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色々ありますが、それでも前を向いて生きようとしているMtFな私の天然ブログです。

ただいまです。アプリコットです。(^^)


実は今日、お休みを取ってしまいました。ですので今自宅です。でもすぐに買い物やらに出かけますが。(^^;


さて、タイトルの通りです。私の好きな曲のひとつです。(^^)


海外、特にアメリカではスタンダードな曲なのですが、日本では、あまり知られていません。多分、私ぐらいの世代でしたら、ロッド・スチュアートとジェフ・ベックの共演によるカヴァーか(これが発表されたとき、洋楽ファンは狂喜乱舞したものです。それほどの大事件でした)、山下達郎のライブアルバム「JOY」(1989年発表)の「蒼氓」の中で歌われていることで知っていらっしゃる方も多いと思います。


この曲を作った人物は、カーティス・メイフィールド。インプレッションズというバンドの楽曲として発表されています。1965年の発表で、当時、アメリカでは公民権運動が吹き荒れていた時代でもあります(キング牧師や、マルコムXなどが活躍した時代です)。


1963年に行われたワシントン大行進(人種などを問わず行われた大行進で、参加者は20万人とも言われる空前絶後のデモ行進)とキング牧師の演説「I have a dream…(私には夢がある、で始まるこの演説は大変有名です)」に触発されて作ったと言われている曲です。


People get ready, there's a train comin'
用意はいいかい、列車が来たってさ
You don't need no baggage, you just get on board
荷物なんて必要ないさ、ただそこに乗ればいい。
All you need is faith to hear the diesels hummin'
あの声を聞く信じる心がすべて…
You don't need no ticket you just thank the lord
切符なんていらない ただ主に感謝を


私は、英語が苦手ですので、洋楽に詳しいサイトからの訳の一部引用ですが、すばらしい詩です。(^^)


しかし、彼は、詩だけでなく、音楽面でも後のミュージシャンに大きな影響を与えるほど大変な革命を起こしています。彼らが行っていた音楽は、ノーザン・ソウルとかニュー・ソウルと呼ばれていまして、同じメッセージを乗せて歌う「フォーク・ミュージック」のようにごつごつしたものではなく、軽やかに踊れる音楽のなかにメッセージを乗せるというスタイルを確立します。


ですが、この曲自体はバラードで、どちらかと言いますと、ゴスペルに近いです。そのせいもあってか、アレサ・フランクリンなどにゴスペル調でカヴァーされています。(^^)


日本では、今日は8月29日ですが、アメリカでは8月28日。あのワシントン大行進が行われた日になります。


是非一度聴かれてください。(^^)


ヒマワリあぷりこっと


同じ人種差別問題を歌った曲では、ビートルズの「Black Bird」(White Albumに収録。ポール・マッカートニーの手による曲です)も大好きです。(^^) こちらはフォーク調です。