今、
「インディアン・フィルム・フェスティバル」(映画祭)をやっていて、
そのなかで
『アリーガルの夜明け』という映画が上映されます。
アリーガルの夜明け
[原題:ALIGARH]
監督:ハンサル・メータ
出演:マノージュ・バージパーイー、ラージクマール・ラーオ (2016/ ヒンディー語/ 118分)
同性を愛することは罪なのか?同性愛が禁じられたインド社会を描く問題作
■あらすじ:学園都市アリーガル。大学教授ラームチャンドラは、ゲイであることを理由に大学を追われる。関心を持った新聞記者のディープーは、彼を訪ね、話を聞く。二人の間には確かな友情が生まれる。
http://www.indianfilmfestivaljapan.com/
昔、同性愛がテーマの映画はよく見ていたので興味深いです。これも面白そう。
少し前に、他の方のブログで同性愛について触れていたので、
私はインドの古典文献『カーマスートラ(性愛経典)』や『マヌ法典』のなかの同性愛について言及している部分をコメントで紹介して、
古代インドは比較的同性愛に寛容だったのでは、と書きました。
でもそれはあくまでも文献に書かれていることで、
現実の世界のなかでは、やはり跡継ぎの問題もからんできて
もっと複雑で難しいのかもしれませんね…。
でもゲイであることを理由に大学を辞めさせられるなんて。
そういえばバガヴァッドギーターのなかで、
親戚同士で殺しあうことに怖じ気づいたアルジュナに対して、
クリシュナが「ウジウジ悩んで、まるでおかまみたいだ」と言う場面がありました。
(この言い方も今なら差別発言?)
ああいう聖典のなかでも出てくるくらいだから
やっぱり昔から同性愛傾向の人は一定の割合でいたと思います。
(ゲイとおかまは別ですけどね)
そう考えるとなにも特別なことじゃないのかもしれない。
個人的には、誰もが自分らしく
生きられる社会であって欲しいです。