先月インド占星術を受けました | संस्कृतसागर サンスクリット・サーガラ(サンスクリット語の海)埼玉在住サンスクリット語講師

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世界で一番難解と言われる古代インドのサンスクリット語。ヨーガ、アーユル・ヴェーダ、インド思想、インド占星術etc.インド文化に関心を持つ人へ、サンスクリット語の視点を中心に様々な言葉の由来や正書法、雑学について

先日、人生初めての


インド占星術(ज्योतिष, Jyotiṣa)を体験しました!


西洋占星術では「乙女座」なのですが、

インド占星術では「さそり座」だったので驚きました。

昔から、「乙女座っぽくないよね」とは言われてましたが…。


占いの理論や文化に興味があり、

今回、占ってもらおうと思った理由は、

半分は好奇心。

半分は…内緒です。


基本的にはよい運勢だけど

土星が邪魔をしている、と。


いろいろ相談したら、

シーターラーマさんで扱う

こちらのヤントラ(यन्त्र yantra)の購入を勧められました。



インドのスピリチュアルグッズの現物に興味があって、

もともと何か買ってみようと思っていたので

思い切って購入しました。


届いたら詳しく紹介します。



商品説明では

サンプールナ・マハーラクシュミー・ヤントラ

富と繁栄を象徴する神々のヤントラであり、
4つの最も強力なヤントラが組合わせられています。

 

と書いてありました。

ヤントラは様々な図形で神格を表わす

護符のような役割のものです。

中世以降に広まったものなので、

私の守備範囲(古代~古典)外、

あまり詳しくは知りませんでした。



ちなみに、

一般的に広まっている星座占いは、

西洋占星術のなかの誕生時の太陽の

位置だけで判断するもの。かなりテキトウな占い。

太陽と9つの惑星を用いた本格的な西洋占星術を知ったときは

面白い!と思ったのでした。

昔は天文学と占星術は不可分のもので、

数学的要素があるから惹かれるのかな。

 

その後、インドのことを勉強する過程で

インド占星術のことも知りましたが、

インドびいきの者としては、ホロスコープ(ホーラー होरा horā)を用いる占星術が

バビロニア起源でギリシャを経由して

インドに伝わったという事実はちょっと悔しい。


(再追記:ナクシャトラ(नक्षत्र nakṣatra)という

別体系の占星術はそれ以前からインドにもありました。


たぶん年代や起源に関して

いろいろな意見があると思いますが

私は自分のスタンスに従ってこう述べます。)


その後、インド占星術は独自の発展を遂げて、

今の西洋占星術とはだいぶ方法や理論が違います。


インドでは、太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、ラーフ、ケートゥ

=9惑星(ナヴァグラハ नवग्रह navagraha)

を用いるのですが、

ラーフ(राहु rāhu) と、ケートゥ(केतु ketu)は

インド独特な概念です。

(天文学的に言うと、月と太陽の軌道の交点で、日食、月食に関係します)


詳しくはインド占星術の専門家に聞いてくださいね。



(今回占って頂いた方の著作)

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(下は、古代インドの天文学・占星術の

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