オリンピック終わりましたね。
昨日の閉会式では東京への引き継ぎをアピールする演出があって、
そのなかに、世界中の言葉で『ありがとう』を書いた映像がありました。
テレビ中継では一瞬だったので気付きませんでしたが、
今朝、新聞に載っていた写真を見たら…
ヒンディー語で「ありがとう」にあたる
ダンニャワード(ダニャワード)
の書き方が間違ってました…
धनयवाद ×(閉会式で映った文字)
धन्यवाद ○
発音は同じか似てるかもしれないけど、
धन्य も、वाद もサンスクリット語に由来する単語で、
धनयじゃ意味をなさない。
日本語で例えれば、
「弟」を「おとおと」と書いたり
あるいは、「神」を「ネ申」と書いたり
するような変な感じがします。
現地語に通じた方々が監修しているでしょうから、
単純なミスなのか、
それとも、最近はこういう書き方に変化しているのでしょうか???
追記
インド人の友達に聞いたら、
やはり、間違った書き方だと言っていました。
धनयवादと書かれていたら
ダナヤワードと読む、と。(ナは曖昧な感じの発音)
ヒンディー語だと二番目の母音aが無声化されるのですが、
dhan[a]yaの二番目の母音aが省略(無声化)されることと、
dhanyaは、発音が違う、
というヒンディー語の音声学的特徴がわかって勉強になりました。
最近はパソコンやスマホの入力補助のおかげで
逆に間違った書き方をしてしまう人が増えた、とも言っていました。
他のインドの方からの情報もあったらよろしくお願いします。