朝、目を覚ますと、隣にはキャミソール姿の職場の後輩。




そして、下着姿の、私。




これは一体……。







友「…あ、理佐さん。おはようございます。」



理「…お、おはよう…。あの、この状況って…」



友「やっぱり、覚えてないんですね。理佐さん、めちゃくちゃ酔ってましたもんね…」








昨日は、会社の飲み会があった。



そこで酔っ払った私を、家が近くだから と送ってくれたらしい友梨奈。





そして、家まで送り届けて、帰ろうとする友梨奈を呼び止めたのが、私。





その後……。






友「理佐さん、酔ってるからダメだって思ったんですけど、酔ってる姿になんか…唆られちゃって…。しかも理佐さん、すごい誘ってくるし、つい…って言ったら失礼なんですけど。」



理「…つまり、昨日、私は友梨奈とやっ…た…?」



友「そういう…ことになりますね。」



理「はぁ……。ごめん、っていうのもなんかおかしいけど、迷惑かけてごめんね」



友「いや、自分も我慢できなくてすみません。まぁ、私的には嬉しさもあったというか…覚えてないのは悲しいですけど。理佐さん、可愛かったですし。」





申し訳なさそうにしながらも、妙に冷静に話す友梨奈。





理「嬉しいってなによ。」



友「私、理佐さんのこと、好きですし。 だからといってまぁ、良くないことなのはわかってますけど。」





ベッドの端に座り、私に背中を向けながらそう話す友梨奈の背中を見つめる。



さっきから、しれっと私に想いを伝えてきているこの状況は、なに?



というか、そんなこと言ったら私だって……。




理「私だって、覚えてないことショックなんだけど…」



友「…え?なんでですか?」




寝転がっている私の方を振り返り、真っ直ぐに目を見つめてくる。



そんな真っ直ぐな瞳で見つめられると、急に恥ずかしさがこみ上げる。





理「友梨奈のこと、好きだから…」



友「…それで酔った勢いで本音出ちゃったんだ?」



理「本音?」



友「友梨奈のこと好きだから、帰らないで。一緒に居て。って。その後、ベッドの方見つめながら、抱いて…なんて言うから。」




友梨奈が発する言葉に驚きを隠せなくて思わず目を逸らす。



理「抱いて…!?私、そんなこと言ったの?」



友「はい、そんなこと言われたら今まで我慢してたものも我慢できなくなって…」



理「はぁ…情けない…。」



友「まぁ、きっかけはどうであれ、今私と理佐さんが両想いってことは分かった訳ですし、私と、付き合ってくれますか?」




ベッドの上に正座して、私のことを見つめる友梨奈。





逸らしてしまった目を、もう一度合わせ、布団を剥がして私も正座をする。





理「お願いします。」



友「嬉しいけど、その姿…」





そう、私は下着姿。



こんな姿で、好きな人からの告白を受けるって、どうなのよ。



友梨奈よりも、歳上なのに…本当に情けない。




布団に手を掛けて、潜ろうとする私の手から、布団を取り上げられる。





友「昨日のことは覚えてないみたいだし、理佐さんの記憶に残していいよね?」



戸惑う私に、優しく笑いかけた友梨奈は、ゆっくりと唇を重ねてきた。





行動や言葉から溢れる友梨奈の優しさが、全身に染み渡った…ーー。







--終--