自由に好きな場所で生きていたいと書いた、前回のブログにいただいたコメントの一部をご紹介します。


仕事のキャリアがあれば
どこにいても仕事があるんでしょうが・・・そこで仕事を見つけながら
でも生きていけますでしょうか

いろんな場所に行ってみたいと
改めて感じました
ありがとうございます(´˘`*)





仕事については、私たちが囚われている呪縛の中でもいちばん大きなものかもしれません。

呪縛なんていう言い方は相応しくないかもしれないけれど、でもあえてそう言いきりたい。


常識をとっぱらって、頭を白紙にして考えてみましょう。

たとえば

家賃が月2万円だったら
どれだけ月に稼げる仕事であればいいでしょう?

家族の人数や状況によって違うので、自分で計算してみてください。

家計の中でいちばん大きいのは、普通は家賃や家のローンですよね。
それが少なければ、稼がねばならない額はかなり減り、仕事にまつわるストレスも激減します。子どもでもわかります。

そんな簡単なことなのに、大都市に住むことに固執する人が多いのはどうしたことでしょう。
もちろん、都会での暮らしは魅力的であり、否定する気持ちはありません。私自身、20年以上都心での暮らしを謳歌しましたし、そのときには東京でしか実現できない仕事をしていました。

なので、どっちがいいという話ではありません。



日本をいろいろまわり、不動産屋を訪ね、地元の人の話を聞きました。


ある若い男性は、大都市から田舎、といっても某県庁所在地に引っ越し、家賃2万3000円の家賃(3DK)で暮らしていました。そして大家さんのススメで初体験のカフェを始めたそうです。店舗の家賃は5万円。テラス付きで。


必要な稼ぎというのは相対的なものですよね。

家賃や物価が高い大都市と地方では、当然違ってきます。

好きな場所で、どんなふうに暮らしたいかを考えてみれば、それはつまり、どんな生き方を自分は望んでいるのかが明確になるのです。


仕事の意味ってなんなのでしょう。

しあわせに暮らすために必要なお金を得ることだとすれば、

では、しあわせに暮らすってなんなのでしょう、自分自身にとって。


豊かに暮らせないのは社会の問題も大いにあると思います。
でも、まずはいちばんの根本を考えてから次の思考に進んだほうがいいです。


自分にとってのしあわせな暮らしのイメージ。それを、人生の時々で自分に問い直しながら生きていく。

偉そうに書きましたが、私自身もいつも自分に問いかけながら生きています。

まわりからの影響や評価を受けてぶれることもありますが、幸せの価値観は人とは違うものだから、いつも自分の頭でよく考えて、お金ではない自分の物差しで進む道を探っていくのが後悔しない大切な方法かと思っています。

見失ってしまったときに光を照らしてくれる灯台があると助かります。それは人生のパートナーであり、夫や妻かもしれないし、一冊の本かもしれません。