ニースのサレヤ広場では、月曜以外、毎日マルシェが立ちます。上から見ると、カラフルなストライプの日よけが街並みにとけこんでいてかわいい。

 

この右手が旧市街、左手には地中海が広がり、世界一有名な散歩道「プロムナード・デ・ザングレ(イギリス人の散歩道)」が海辺沿いに続いています。

 

ニースを旅したことがある方は、まちがいなく立ち寄られた場所だと思います。

 

私のおすすめのショコラティエは、ここから歩いてすぐ、旧市街に入ってすぐの場所にあります。

 

 

こちらです。

 

この角を曲がると、狭い路地がうねうね続く旧市街。

 

お店の名前は「LAC(ラック)」

 

パスカル・ラックさんのお店です。

 

 

ダンディで渋いラックさん。Hôtel Alpenrose(スイス)のシェフ・パティシエを経て、1995年にコート・ダジュールに最初の店をひらきました。現在4軒の店をコート・ダジュールにもっています。

「フランスのショコラティエ、ベスト・オブ・ベスト」に選出され、フランスの « Incontournable(見逃せない) »ショコラティエ20人にも選ばれた実力派。

 

チョコレートへの情熱は熱く、アトリエではパスカルさん自らショコラ教室を開いたりしています。

 

 

 

店内もアトリエもパッケージングもハイセンス。彼のショコラは伝統を重んじながら、現代の風が吹いています。

 

ラックさんはリヨンのご出身なのですが、いつも明るくポジティブで、まさにコート・ダジュールのイメージそのものという気がします。

 

 

もちろんラックさんもカカオにこだわりを持たれていて、産地別のシングルオリジンチョコレートの板チョコが店頭にも並んでいます。

 

 

ラックさんのいちばんのお気に入りは、バランスがよく、余韻の長いペルーだそう。

 

もちろんこちらもすばらしく美味なのですが、彼の真骨頂は別のものにあると個人的には思っています。

 

 

こちらです。

 

初めてこのショコラを食べたときは、感動しました。

 

 

え、これ? と思いましたよね?

 

ええ、わかります。

パッケージも見た目も、彼のショコラの中ではいちばんシンプルなんです。

 

でも……

 

 

中をちょっとお見せしましょうか。

 

 

カラメリゼして細かく砕いたオーガニックのヘーゼルナッツとアーモンドが入ったプラリネチョコが、カリブのブラックチョコレートでコーティングされています。

 

ヘーゼルナッツとアーモンドの芳ばしい香りとカカオの味わいがきれいに溶け合って、口中で弾けます!本当に、パチパチと弾ける感じ。

 

この美味しさは、ちょっとうまく説明できません。濃厚といえば濃厚なのですが、まったりとはしていない。口に入れて溶けていく間に、味覚、嗅覚、脳へと旨さが瞬時に伝わっていくような。それでいて甘すぎないので、食べ飽きない。最初食べたときは衝撃的でした。

 

私の中では、これこそが究極のプラリネです。

 

1/4くらいにカットしてコーヒーと一緒に食べる幸せといったら、、、

 

 

 

こちらは、ニースの中心のマセナ広場の敷石からインスピレーションを得て作ったという美しいショコラ。

ちょっとしたプレゼントにも素敵です。

昔のプラリネの手法で作られているんだそう。

 

マセナ広場がどんな広場かというと、

 

 

こんな風に、黒と白の石が交互に入れ子になった石畳なんですね。

 

いつかニースを訪れる際には、マセナ広場を印象的に、個性的にしているこの石畳にもぜひご注目くださいね。夜のライトアップも必見です。

 

 

海辺の夕暮れ時もとっても美しいですが、旧市街も負けないくらい素敵です。

街のざわめきと相まって、いつまでも散歩していたくなる時間帯……。

 

フランスはどの街にも、真摯にものづくりをする職人さんがいて、旅をしながらそうした人たちの作ったものに触れるのが何より楽しい。

 

旅が気軽にできない今は、フランスから私たちが代わりに購入してパニエという形でお送りしていますが、自由な時が戻ったら、ぜひ皆さんの足で歩き、素敵なものたちを探し出してもらえればと思います。

 

この不自由な時間が早く終わって、パニエなどを送る必要がない時が早く来たらいいなと願っています。

 

それまでの時間、あと少し、パニエにお付き合いくださいね。

 

 

 

 

 

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