カップルというのは不思議なもの。
どうしてあの二人が…と思うようなカップルに限って長く続いていたりする。
かくいう私たちも、まさかこんなに長く一緒にいようとは夢にも思わなかった。
私は思うのだけど、カップルの関係は「築いていくもの」なんじゃないかな。
結婚も、スタート地点がゼロ。そこから少しずつ、お互い成長しながらお互いを深く知り、長所も短所も理解して、不要な諍いを避ける手立ても発見していくのだと思う。
どんな大恋愛であろうと、お見合いでも、最初は同じゼロ地点なんだと思う。
私たちはただの友だちから、仲のいい遊び友だちになって、フランスで初めて一緒に暮らし、ケンカの絶えない時期を経て、今は無二の親友、誰より信じられる人となりました。愛情に数値があるなら、最初は5くらい、その後少しずつ上がっていって、いまはけっこうな高得点。
こんな関係を築けるとは二人とも思っていなかったから、今でもそのことを思い出しては「まさか、あなたとねぇ」とお互いいいあいながら大笑い。
途中、次々訪れる予期せぬ問題を、二人でともに解決していくうちに、戦友のようになっていくのがカップルなのでしょう。
役割分担などせずに、一緒に戦うのが重要なポイント。そして、相手に依存せず、精神的にそれぞれが自立していることも大切なこと。
長期で少しずつ築いていくしかないし、途中、ガラガラ崩れることだってあるから、気長に。
棚ぼたはないし、白馬に乗った王子様もこないってことだけは早めに気づいた方がいい。
いくら結婚相手を条件で選んで「完璧な相手であとは安泰」と思っても、間違いなく、サバイバルは待っています。
フランスに行って間もない頃の私。まだ自信なさげ。
マルセイユでシャンブルドットのオーナー体験。ちょうど10年前!
宿泊ゲストと一緒にテラスでアペロ。初々しい🤣
『南フランスの休日 プロヴァンスへ』(イカロス出版)
いずれも電子書籍も発売しています