人生、思うようにいかないことばかりなのはわかってる。
いいことばかりじゃない。わかってる。
だけど、そんな日は、わかっていても落ち込むもの。
今日がまさに、
どうやってもダメな一日。
料理本を作っているのだけど、
最後の最後に表紙の撮影がやってきた。
といっても、今回も写真は私の担当。
ご存知のように、私はカメラは素人だ。知識ゼロなのを自慢するのは情けないが、今のカメラはよくできているので押せば撮れる。
ところが、料理はそうはいかない。美味しそうに撮るのは至難の業。少なくとも私にはかなり難しくて、本文中の写真も10ヶ月かかって、何度も取り直しながらここまできた。
ヘルニアのダヴィッドが朝から手をかけて準備してくれた料理が、どうやっても、うんともすんとも、うまく撮れない。
光のせいかと思ったけど、どれだけ粘ってもだめ。
デザイナーさんからの希望の構図が、どうしてもうまくいかない。
午後3時30分。
ダヴィッドが、もうやめようと。
理由はわからないけど、これだけやってダメなものはダメなんだよ。諦めよう。と。
時間はもうないし、どうしたらいいのか。
泣き言になってしまったけど、
こんな時は本当にどうしたものか、いくつになっても泣きたくなる
でも、これが私の限界なんだ。
限界を思い知るのはつらいし情けない。でも、人にはそれぞれの限界がある。
あなたのせいじゃないよとダヴィッドが言ってくれたのは、きっとそういうことなんだろう。
だけど、限界だと泣いてるわけにはいかない! 壁をよじ登って、その先の景色を笑って眺めたい。
