フランスもコロナがおさまらないので、可能な限り、どこへいくにも車で移動しています。
明日はランスからリルシュルラソルグへ。真南へ670kmですって。私は運転免許がないので申し訳ないことにダヴィッドが一人で運転します。
途中辛くなったら、どこかで泊まります。
車でも列車でも、フランスを旅すると、この国の大部分は農地なのだなぁと思います。延々と続く麦畑や牧草地。人間より牛の方が多そうな地域も。
今回シャンパーニュ地方に来て意外だったのは、延々と続くキャベツ畑……え、ブドウ畑はどこに?というのが私の最初の印象。
あと、ビーツ、インゲン、赤みを帯びたランティヨンという小さなレンズ豆がこの辺りの特産物なんですって。意外と地味です。
ビーツは地中海と思ってましたが、たしかにこちらのレストランではビーツを使ったソースや小さなブリュッセルキャベツがあしらわれていたりしました。レンズ豆を炒ってフォアグラのポワレに添えていたシェフも。
フランスでもところ変われば、付け合わせも変わって楽しいです。
そして、レストランではシャンパーニュを昼から優雅に飲んでる人がとても多くて驚きましたが、メニューを見るとグラスシャンパーニュやキールロワイヤルがずいぶん安い! といっても一杯9€(1100円) くらいはしますが、レストランで美味しいブラン・ド・ブランやブラン・ド・ノワールがその値段なら安いといえます。
ラタフィアという少しアルコール度数が高め(17,5%)の食前酒や食後酒も知りました。
パリもいいですが、フランスは地方が楽しいです。
地方料理と土地のワイン。国が違うかと思うほどにがらりと変わって、興味がつきません。パリの料理は、それら地方料理を洗練させ、独自の料理に昇華したものでそれもまた魅力的なのですが、値もそれなりに張ります。
改めて、フランス国内を旅してみたいと思いました。
雨上がりが美しい、セピア色の町
Villa Montrose (南仏プロヴァンスのシャンブルドット )
◉Book
『ゆでたまごを作れなくても幸せなフランス人』(講談社)
『南フランスの休日 プロヴァンスへ』(イカロス出版)
いずれも電子書籍も発売しています