日本でもフランスでも、家を中古で買うときに注意しなくちゃいけないのは、内装やインテリアには惑わされない!ってことです。

家の間取りは、どうにでもなります。
家を支えている大切な壁は動かせませんが、多くの壁は簡単に壊せますし、内装やインテリアにいたっては自由自在です。


わかりやすい例

上の写真は、おうちを見学した時の、前のオーナーのお風呂。


散らかり放題!
それに、広いのに使い勝手が悪そう。

左の壁を取っ払って、寝室と繋げて、こんな感じになりました。


今度、同じアングルから撮ってみますね。


部屋の全てが上の写真と同様の状態だったので、そりゃ売れないですよね。
でも、私たちはすべてに手を入れて自分たちの好きな家に変えるつもりだったので、気にしませんでした。


壊すのは簡単!



目が回りそうな動画ですみません!


こだわるべきは、後々、どうにもならないないもの。
いちばんは立地だと思います。

最後まで悩んだ別の候補の家は、旧市街から歩いて10分くらいの住宅地でした。
市庁舎に行き、詳しい地図を見せてもらったり、古いカフェのおじいさんに過去の水害について聞いたりしたところ、そのエリアはもともと沼地だったらしく、洪水などで水害がある場所と判明。

また、今の家の近くにも一軒よさそうな家があり、そちらの方が見た目も素敵でしたが、建築家の人に見てもらったところ、万一洪水があったときには道路の水が一階のガレージに流れ込むだろうということでした。

かなり気に入った別の家は、見た目ではわかりませんでしたし、不動産屋も何も言いませんでしたが、屋根に大きな欠陥があり、直すのに相当費用がかかることがわかりました。

不動産屋さんの多くは調子のいいことしか言いません。
ある家では、増築する予算を聞いたら300万円くらいと言われて、それならと本気になったところ、実際に見積もりをしてもらったら2000万円以上、なんてことも。岩盤でしかも平地でないからという特別な理由でしたが、それは一目瞭然、不動産屋さんも当然わかってたはずなんですよね。

リノベーションは時間も労力もかかるけど、ものすごく楽しい。お金もかかるけど、リノベ前提の家を安く買えばいいの!

私たちは、設計士さんも入れず、二人で考えて私が絵を描いて、建材の床材からタイルから何から何まで自分たちの足で探して作ったので、相当かわいいです。
でも、できることなら、また何度でもやりたい!