昨夜は、ボルドーのシャトー、PAPE CLEMENT(パプ・クレマン)を所有する会社の試飲会(degustation)に参加しました。
2005年のミレジムばかりを6種。
参加者は10人。
まずは、一人ずつ自己紹介(これが、みんな長い!)。
日本でもいろんな試飲会に参加したけど、こんなラフな雰囲気なのは初めて。
やっぱり、基本的にフランス人って、かなりくだけた人種なんだと思う。
主催者も、最初こそきちんとしてたけれど、そのうち、チーズや生ハムをつまみながらの説明になった。
みんなも私もお腹がすいてきて、食べることにも夢中。

しかし、みんな素人なのに、自分の意見をいろいろ語るのには感心します。

複雑なアロマの1本を試飲したとき、主催者が参加者に意見を求めると、
「アロマ? んーー、生ハムの匂いだな」なんて、酔っぱらいのムッシュも出始める始末(生ハム、食べすぎだよ)。

気に入ったのは、
Si mon pere savait 2005
「もし私の父が知っていたら」という奇妙な名前のラングドックのワイン。
苦労の実りを見ずして亡くなった父親へのオマージュだとか。
カリニョン46%、シラー30%、グルナッシュ19%、ムールヴェドル5%というセパージュで、タンニンはソフト、ラングドックらしいスパイシーさもありながら、たっぷりした甘み。樽香やや強め。

Chateau Fombrauge 2005
サンテミリオンらしい、複雑なアロマが楽しめる1本。日本でも手に入ります。まだ飲みごろとはいえないけれど、数年寝かせれば、かなりいい具合に熟成してくれそう。メルロー77%。

2005年はビッグ・ヴィンテージ。
ブルゴーニュのムルソーの旗手MIKULSKI(ミクルスキ)のBourgogne rge とChardonnayが安く手に入ったので普段飲み用に試しに6本ずつ買ってみました。かなり当たりだったので、追加注文しよう。

彼のシンプルなエチケットも気に入ってます。
MIKULSKI 2005