昨夜、ル・カストレ村に住んでいる友だちから、ダヴィッドに電話がありました。
「明日の夜、俺の誕生パーティするから来て!」
ダヴィは即答せず、電話を切った。
突発的に「やろう!」と決めて、連絡してくるこのノリに、ちょっと呆れ顔。
「いつも、いつも、こうなんだよ。南フランスの人間は、全員が、impulsif(衝動的)!!」

たしかに。
でも、「つまり考えが足りないってこと?」「慎重じゃないってこと?」と聞くと、「ネガティヴな意味だけじゃない」という。(彼自身が南の人間なので、かばうのは当然だけど)
つまり、たとえ衝動的であろうと、行動をおこす。それは、いい面もあるんだ、といいます。

たしかに、その通り。
日本人は往々にして、考えすぎてダメにすることが多い。石橋をたたいているうちにモチベーションが下がって、タイミングも逃して、結局、実行しない。これは、個人的なことより、仕事のプロジェクトを進めるうえで、いつも実感していました。国際交流のプロジェクトのときも、可能かどうかわからないけど暗中模索ながら、「やろう!」という気持ち先行で突っ走る韓国人をうらやましいと思ったこともあります。

さて、男だけのパーティということで、今日はダヴィ一人、オーバーニュの会社からル・カストレ村へ直行。飲むので、泊まり。
私は学校から戻り、スポーツクラブへ行き、いつもよりゆっくりサウナに入ってのんびり。何食べようかな~、やっぱり和食だよね~、などと考えながら8時半に帰ってきたら、家に置いてきた携帯電話にダヴィから10回も着信がある。びっくりしてメッセージを聞くと、「どこにいるんだ」と大変な騒ぎ。同じ地区に住んでいる友だちのフレッドが、うちまで捜索に来たらしい。

もう40過ぎたいい大人なんだから、その心配ぶりはないだろうと思うのだけど、最近マルセイユ市内で引ったくりが続発してるらしいし(9月中は地方紙が報じたものだけでも14件の犯罪被害が発生)、誘拐もあったので、ナーバスになったよう。。今のところ、ほとんど危険など感じずに生活しているけど、やっぱり、のほほんとしていてはいけない、ここは日本じゃないんだから、と改めて感じてしまいました。

明日は朝帰る、とのこと。
平日はダヴィが朝早く家を出るため、朝食はいっしょにとらないけれど、休日は彼が朝ごはんを作ってくれる習慣だから。クロワッサンやパン・オ・ショコラを買いにいき、トマトやキノコの入ったオムレツを焼いてくれます。それを、フレッシュのオレンジジュースとコーヒーといっしょに食べるのが、休日の至福のひととき。ときには、いっしょにブーケを買ってきてくれたりすます。

le petit dejeuner
『le petit dejeuner』
ときには散歩にでかけ、カフェで朝食をとることも。
それはそれで気持ちいい!