ミストラルの吹く日に、窓を開けっ放しにしておくのは禁物です。
風の勢いで、窓が閉まった瞬間、ガラスがガラガラと割れてしまう。
ときどき、聞こえてくるから、ミストラルの日には、さぞガラス屋さんが儲かっていることでしょう。

明日はヴェロドロームのスタジアムで、チャンピオンズ・リーグの観戦です。
オリンピック・ド・マルセイユ対リバプール!
ミストラルの中でサッカーなんて気の毒すぎるし、私たちも凍えてしまう!
どうぞ明日には止んでくれますように。

それにしても、秋の到来がこんなに早いなんて驚きました。
まだまだ当分、暑さが続くもんだと思っていたのに。
クラスメートのドイツ人のトニーは、
「マルセイユ! 太陽~~!と思って、ジャケットの一つも持ってこなかったわよー」と、キャミソール1枚で寒そう。
スペイン人のパトリシアは、まだ部屋が見つからないのでテントで生活をしているけど、「わたしのキャンプ生活も早く終わらせなくちゃ~」と焦ってます。

あんなに混んでいたビーチも閑散。
私たちがよく行くバンドールのプライベートビーチも人がまばら。
a la plage
『a la plage』


サナリーのマルシェではウニの店が出ました。
買おうと思ったら、予約が殺到していて売り切れ。
日本人もフランス人も、出始めのものを食べたい気持ちは変わりません♪
des oursin
『des oursins』


そして、夏の3カ月間は休んでいる近所のコキアージュ(貝)の店も、9月から開店。
牡蠣、ムール貝、カニ、エビなどがきれいにディスプレイされていて、安くもないのに、けっこう、いつも混んでいて、店先では、ひっきりなしに注文の牡蠣の殻むきをしています。

かくいう私も、オープン早々、マリニエール用にムール貝を買いに行き、
きのうはランチのボンゴレ用にアサリを買いました。
「そのまま食べる?」と聞かれたので、
「ボンゴレにして食べます」と答えると、
「じゃ、こっちのアサリのほうがいいよ」と、安いほうのアサリを勧めてくれました。

しかし、安いといったって、ボンゴレ2人分のアサリで14ユーロ。
今は円高だから2000円くらいだけど、日本だったら500円くらいなもんです。
たしかに美味しかったけど、すごい贅沢だよ、このボンゴレ!
フランスは景気悪いのに、この店が流行っているってスゴいこと。
ブルジョアだけが買っているようには見えないので、
やはり、フランス人のプライオリティは食にあるのかな?