『un cafe』
いわずもがな、美食の国フランスでは太ります。放っておくと、どんどん太る！！
私もダヴィッドも食べることが大好きなので、
こんなに美味しいものがあるんだもん、ダイエットなんて無理だよね、といつも笑っていたけれど、
日本から持ってきたお気に入りのスカートが入らなかったときには、
さすがに本気でやばいと思った！
その矢先、以前から太りすぎてたダヴィが先にダイエットを決めました。
「醜くなるのはイヤだ。足にも負担がかかるし」と口では言っているけど、
彼がダイエットを決めた理由を私は知っています。
９月２０日に友人の結婚式があるから。
しかも、ゴッドファーザーを頼まれてる。
重要な役回りで、スーツがぴちぴちではカッコ悪い。
いえ、ぴちぴちでカッコ悪いならまだまし。着られなかったら、かなりの散財！
絶対、その日を目標に定めているにちがいないです。
かくして彼のダイエットは始まりました。
お弁当（会社に持参している）の量を半分に減らし、毎日食べていた肉を激減。
野菜と魚を中心にして、間食には果物を食べる。
お酒もできるだけ飲まない、というやり方です。
この週末のランチでは、トマトのタルトを作りました。
薄いパイ生地の上に、トマトソース、炒めたタマネギ、オリーブ、バジル、輪切りのトマト、アンチョビをのせて、オーブンで焼き、最後にパルメジャーノをのっけます。
メインは牛肉のステーキ。
肉屋さんと相談して、”ラング・ド・シャー（猫の舌）”と呼ばれる脂肪分のない部位を選びました。
そして付け合わせは、チョリゾとポテトのグラタン ミント風味。
辛いソーセージのチョリゾを赤ワインで煮て（脂も落ちる！）、細かく刻み、
グラタン皿にチョリゾ、刻んだミント、マッシュしたじゃがいもを重ねて、パン粉とグルヌイエールチーズをのせて、オーブンで焼きます。
とても美味しかったけれど、食べ過ぎだよね。
ことほどさように、この国でのダイエットは難しい！
はたして、彼は結婚式までに痩せられるのか！？
あと10日。
ちなみに私は着物という裏ワザでのりきろうと思っています。