明日は建国記念日(紀元節)です。

 紀元2684年…世界で最古の天皇制の君主国として建国され、以来連綿と継承された天皇の統べる国ですから、つまり日本は世界で最も古い歴史を持ちます。

 二番目に古いサンマリノは世界最古の共和国で、その創設はB.C.301年とされますから紀元2325年。

 デンマークはB.C.936年で紀元1088年。

 イギリスでさえ1066年の建国ですから、紀元958年。

 アメリカ合衆国の誕生は1776年ですから、紀元248年。

 中華人民共和国に至っては、1949年の建国ですから、紀元75年。中国に単一国家として4,000年の歴史はありません。支配民族がずいぶん入れ替わっています。

 確かに日本国の紀元は、真実かどうかは分かりません。然し、国体としては事実です…と、竹田恒泰氏は言われました。成程。日本書紀も古事記も、真実ではないでしょうが、国家、国民の事実です。

 釈迦は、仏典を残していません。仏教に帰依した聖者達が為したのが経本…法華経だろうが、般若心経だろうが、釈迦以後の人々の創作です。然し、仏教徒にとって釈迦と経典は、真実ではないかも知れないものの、事実です。

 神社を詣でるときの二拝二拍手一拝も本来は神官が為す作法で、庶民に広まったのは戦後なのが真実ですが、これが一般の参拝作法であることは既成事実になっています。恵方巻きなんぞは火をつけたのはコンビニですからね。

 極端に言ってしまえば、人は真実を、自分にとって都合の良い事実に組み換えしてしまう能力を持っているということです。(チャイナが、国境を無視して少しずつ侵略し、自国領土として既成事実化しているのも、同じこと。)

 いずれにせよ、この国に生まれ、この国の国民となり、この国に住まい、この国に守られて迎える建国記念日(紀元節)と言う事実に、国旗を立て国歌を歌うといった禮をするのは、私は当たり前だと思っています。