体幹のインナーマッスルとしては骨盤底筋群や腹横筋、多裂筋、横隔膜、腸腰筋などがあってコアマッスルとも呼ばれ、体幹部を動かしたり、固定したりする筋肉群です。

 また体幹は脊柱の分節的な運動によって、体の重心位置を精緻にコントロールすることが可能となり、このメカニズムは四肢間の運動連結やバランスを保持するにあたって利用されています4)。体幹は動作の要であって、抗重力筋として骨格を維持し、普段の活動全てに重要なのが、体幹筋です。

 骨格を維持する……

……(続く)

 

4)「体幹と理学療法(藤本鎮也ら、理学療法—臨床・研究・教育20:7-14,2013.)」