冬肌・乾燥肌の手入れ法

(4)しもやけの足に綿靴下は禁!
 子どもの靴下は綿と化繊の混紡がほとんどですが、綿繊維は吸湿性には優れるものの、蒸散性は劣ります。つまり、一度濡れると乾きにくい性質があるため汗を吸うとそれが冷え、しもやけを増悪させてしまいます。
 そのため、しもやけの足には綿靴下ではなく、吸湿発熱素材やアクリル素材の靴下を昼から夜まで1日中履くように指導します。するとたいてい症状が改善します。
 また、朝出かける際にドライヤーで靴の中を温めたり、入浴後にザーネ軟膏を塗布しつつ足をマッサージしたりするのがよいでしょう。

 因みに、吸湿発熱素材と云うとユニクロの「ヒートテック」などに用いられる素材ですが、これは皮膚に静電気を発生させ乾燥させますし、また活性酸素を産生する素材です。また身に付けて暫くは温かいのですが、時間が経つにつれ、深部に冷えが生じます。ヒートテックを着ていると、例えば翌朝疲労を感じるのは、こうした理由です。ですから、あくまでもしもやけ対策として使ってください(つまりヒートテックは下着として使うには最悪だと云う事です)。

NMOnlineから抜粋