『東京の健康器具販売会社「外山」元代表らを「がんに効く」などと偽りネックレスを販売し再逮捕

 「がんに効く」などと効能を偽り磁気ネックレスなどを販売したとして、東京都中央区の健康器具販売会社「外山(とやま)」の元社長外山良夫(68)、会社役員下平和夫(64)が詐欺容疑などで逮捕された事件で、愛知県警は12日、同社が行っていたマルチ商法の元会員で、勧誘に関わっていたとみられている、東京都の野村譲容疑者(56)を詐欺と特定商取引法違反(不実の告知)容疑で逮捕したとのことです。元社長らも同日中に再逮捕する方針とのことです。

逮捕容疑は2010年2月、愛知県豊田市で開いた商品販売セミナー会場で、歩行が困難な祖母(84)を持つ同県安城市の派遣社員の男性(30)に「治療器を装着すればすぐに歩けるようになる」などと偽り、同年3月、磁気ネックレスなどの代金として115万8000円をだまし取った疑いとのことです。


『神奈川の健康食品輸入代行会社の経営者が健康食品を「放射線予防剤」と広告した疑いで書類送検』

 「放射線から身を守る予防剤」などとうたい、厚生労働省の健康食品の広告をネット上に出したとして、兵庫県警サイバー犯罪対策課と須磨署は13日までに、薬事法違反の疑いで、神奈川県鎌倉市の健康食品輸入代行会社と、同社の実質的な経営者(61)を書類送検したとのことです。放射能被ばくをめぐる健康食品の広告の摘発は県内初という。

 送検容疑は2011年4月上旬~今年5月、よう化カリウムを含むと表示した健康食品について、効果や効能をネット上のショッピングサイトに掲載した疑いがあるとのことです。60錠入り瓶を2本セットで5100円で販売。「核施設の作業員が飲んでいる」「放射線防護剤と呼ばれている」などとうたっていたとのことです。

 須磨署によると、経営者は「50~60人に計50万円ほど売った。被ばくを防ぎたかった」と供述し、容疑を認めているとのことです。

広告には「被ばく対策にはよう化カリウムが定番」などと記載され、東日本大震災の被災地となった宮城県を含む10都府県から購入があったとのことです。


『大阪の業者3社が「除霊で宝くじ当せん」などと祈祷を勧誘し特定商取引法違反で業務停止命令』

 「除霊しないと大変なことになる」と不安がらせて、高額の祈祷を受けるよう勧誘したのは特定商取引法違反(不実告知など)に当たるとして、消費者庁は15日、株式会社アドライン(大阪市)、株式会社ジェイコーポレーション(大阪市)、アドクリエイト株式会社(箕面市)3業者に対し、電話勧誘販売事業などの業務停止を命じたとのことです。

 消費者庁によると、3業者はいずれもパーフェクトデイズの名称で営業する通信販売、電話勧誘販売業者で、通信販売事業が3か月、電話勧誘販売事業が6か月の業務停止を命じたとのことです。

 3業者は雑誌広告を見てブレスレットを購入した客に、電話で「これをして宝くじを買うと高額当せんできる」と説明し、外れた客から連絡があると、写真鑑定と称してメールで顔写真を送らせ「除霊すれば運気が戻る。みんな(宝くじに)当たっている」と祈祷を勧めていたとのことです。客の中には「除霊しないと大変だ。不幸になる」などと言われた人もいたとのことです。

 ブレスレットを購入した客の9割以上が、1回当たり25万円から500万円の祈祷を受けていた。消費者庁は3業者で計約4億円を売り上げたとみているとのことです。