GWも明けて、「立夏」になっていたって、知ってました?

確かに日差しが強いなあって思ってましたけど・・・・
まさに光陰矢の如し。時は加速するって誰かが言ってた。

モタモタしてると、死んじまうって誰かが唄ってた・・・

 


 

 

さて・・・

 

国も会社も

人ありきと言われているが、

経営者が本気で

この意味を考えなくてはならない時代が来た。

 

それは

「いい人材がいい会社の基盤だ」というような

甘い意味合いではない。

 

そんな悠長なことを言っていられる時代は

とっくに終わっているのである。

いいも悪いも、

そもそも人がいない。

 

募集しても

誰も来ない。

 

給料を増やしても

応募者が増えない。

 

そういう時代なのである。

会社というシステムは

至ってシンプルだ。

 

まず事業がある。

 

事業を遂行するために

必要な人材を採用する。

 

採用した人に給料を払い、

事業に必要な業務を指示し、

仕事をこなしてもらった結果、

会社には収益がもたらされる。

いい人材がいれば

たくさんの収益がもたらされ、

 

普通の人材なら

ほどほどの収益がもたらされ、

 

悪い人材ばかりだと

赤字になってしまうこともある。

 

これが

会社というシステムである。

だが

このシステムは

今終わりを迎えつつある。

 

とくに

中小企業の経営者は

この現実に早く向き合った方がいい。

 

もはや

会社は事業ありきではないのである。

こういう事業がやりたい。

 

この事業が儲かるらしい。

 

そのような動機で

事業を始めることが

不可能な時代なのだ。

 

事業を決めて募集しても

人が来ない。

 

人が来なければ

事業は成り立たない。

 

そんなことは当たり前だと

言われるかもしれないが、

多くの経営者は

まだその認識が甘いのである。

何とか工夫して

人を集めなくてはならない。

 

いい人材は欲しいが

普通の人材でもいい。

 

ちょっとくらい

ダメな人材でもいい。

 

そんな発想では

もう

中小企業の経営は成り立たない。

 

発想を

根本から変える必要がある。

事業に必要な人を採用して

教育するという、

これまでの常識をリセットするのだ。

 

事業に合わせて

人を集めるのではなく、

 

集まった人に合わせて

事業を考える。

 

これが

今の時代に合った

正しい順番である。

集まった人と

じっくり向き合い、

一人ひとりの特性を活かし、

最も収益性の高い事業を考え、

彼らがやりたくなる仕事を与える。

 

ものすごく面倒な上に、

これまでとは

全く違うスキルが

経営者には要求される。

 

しかし

これ以外には方法がない。

事業に合わせて人を集める中小企業には、

この先

どんどん人が集まらなくなる。

 

自分を

最大限活かしてくれる経営者の元に

人がどんどん集まっていく。

 

目の前の人材に、

いかに気持ちよく働けて

稼げる仕事を用意できるか。

 

これが

経営者の必須スキルとなるのである。

 

自身の反省からの仮説です(^^)/

 


 

 

さてさて・・・

あと足りないのは

人だけ。

 

採用さえ上手くいけば、

この事業は

成功したようなものだ。

 

新卒採用をお手伝いしていた頃、

よく社長に言われたセリフです。

ビジネスモデルは

もう出来ている。

 

あとは

君たちが

人を連れてくるだけだと。

 

当時から私は

これがすごく疑問でした。

 

あと足りないのは人だけ。

 

それって

ビジネスモデルが出来ていると

言えるのでしょうか。

もちろん

当時の私には

そんなことは言えませんでした。

 

足りない人材を集めてくることが

まさに私の仕事だったからです。

 

社長は

とにかく儲かるビジネスを考える。

 

事業に必要な資金を集めてくる。

 

そして

必要な人材を募集する。

人事担当者を雇い、

採用サポート会社に発注し、

必要な人材を手配させる。

 

君たちは

採用のプロだろう。

 

そう言われると

“ぐうの音”も出ませんでした。

今は採用の仕事をやめたので

平気で物申すことができます。

 

求める人材が

勝手に集まってくる。

 

その仕組みも含めての

ビジネスモデルですよ。

 

人がいないビジネスモデルなど

絵に描いた餅ですよと。

当時も今も

この主張は正しいと思っています。

 

そして

時代も変わりました。

 

今や

多くの経営者が実感しています。

 

仕事を取ってくるより

いい社員を定着させる方が

ずっと大変だと。

 

人事担当者を怒鳴っても、

高い業者に発注しても、

採れないものは採れないのです。

人事担当者の仕事は

これから

大きく変わっていくでしょう。

 

採れないものを

採るのではなく、

無理せず、

お金をかけず、

採用できる仕組みを作る。

 

これが

仕事になっていくのです。

中小企業の経営者は

心して考えるべきです。

 

働きたい人が

勝手に集まる会社を目指すのか。

 

それとも

省人化・無人化に移行していくのか。

 

「仕事はあるのに人がいない」

これだけは

絶対に言ってはいけない。

 

それは

無能な経営者が

言うセリフなのです。

 

・・・(;^ω^)俺か!?!