「秋葉原ベンチャー社長とその仲間たち」


世の中には

実に様々な中小企業が存在する。


メーカー、商社、小売業、

飲食店、不動産等・・・


ありとあらゆる業界に

その事業領域は広がっており、
プラウドのように

営業マンが一人もいない会社もあれば、
営業マンしかいない会社もある。


中小企業の事業形態は

まさに千差万別、
同じ企業など、

一つもないと言ってもいいだろう。


私自身、

これまでに何百社という

企業を見てきたが・・・


その多様性には

本当に驚かされる。


よくこんなニッチな分野で

マーケットを開拓できたなと感心することや・・・


そんなマニアックな経営で
成り立つものなのかと

驚かされることも多い。


まあ・・・


他の経営者から見れば、
私自身も

そのようなマニアックな経営者の一人には

違いないだろうけれども・・・


だが・・・


自分では

至って常識的な経営をしているつもりなのだ。


中小企業のビジネスモデルは
創業社長の性格そのものだと言える。


営業力に自信のある社長は
営業部隊をコアにした

ビジネスモデルを創ろうとするし・・・


開発力に長けた社長は商品力、

戦略力に秀でた社長は

販売戦略で勝負するビジネスを展開する。


創業者の個性が

そのビジネスの仕組みに
強く反映されることは必然であるし・・・


その個性ゆえに

勝ち残ってこられたというのも

事実だろうと思う。


その証拠に、

地域や業界のトップを走るような

強い中小企業、
高収益の中小企業を見てみると、

他の会社とは一線を画した
個性的な経営をしているところが

圧倒的に多い。


もちろん・・・


定石に従わずに

経営をすることには

リスクが伴う。


だが・・・


定石どおりの経営をしているだけでは
中小企業は

生き残ってはいけないのだ。



真面目に、

一生懸命に経営しているにもかかわらず・・・


収益の上がらない

中小企業というのは・・・


模範的な

経営をしているケースがほとんどだ。


200万社あるといわれている

中小企業の9割くらいは
このように模範的な経営をし、
少ないリスクで

小さな利益を追い求めている。


まともに経営しているだけでは

収益が頭打ちになる。


これは、

中小企業に課せられた試練なのだ。


中小企業には

個性的な経営が必要なのだろう。


そして、
創業社長の個性により

伸びてきた中小企業はたくさんある。


だが・・・


ここにもひとつの

大きな難題が待ち受けている。


それは、

ビジネスモデルの短期化である。


創業社長が

創り上げたビジネスが
永遠に続けば問題ないのだが、
今の時代は

それを許してくれない。


寿命が近づいたビジネスモデルは

再構築するしかないのだが・・・


問題は

それを誰がやるのか

ということだ。


創業社長は

個性が強い上に

過去の成功体験があるので・・・


まったく新しい視点で

モデルを再構築することが

出来ない場合が多いようだ。

だが・・・


これは

致し方のないことでもある。


自分のスタイルに

徹底してこだわり抜いたことが、
過去の成功をもたらした、

最大の要因なのだから・・・


一人で考え抜くことにより

生み出したビジネスモデル。


そのモデルが

寿命を迎えるとき、
一人で考えるというスタイルが
最大のリスクとなって

跳ね返ってくる。


創業社長は

そのオリジナルのスタイルが・・・


最大の弱点にもなりうるということを

自覚しなくてはならない。


それは・・・


社員からは

申し上げにくい事実なのだから・・・


自戒。