「秋葉原ベンチャー社長とその仲間たち」


震災や不景気で

弱気になっている経営者は

多いことだろう。


だが

そんな中でも

なんとか業績を伸ばすのだという、
前向きな

経営者もたくさんいる。


確かに

不景気になれば影響は受ける。


だが、

景気が良くなったからといって
車が飛ぶように売れるとは、

誰も思ってはいないだろう。


そんなことは

よく解っているのだ。


景気が良くなるのを

ただ待ち続けているという・・・


そんな

経営者のほうが

実際には少ないはずだ。


ほとんどの

経営者は

そこに

答えがないことを、
心のどこかでは

認めているのだと思う。


そう・・・


これは

ただの不景気ではなく

変化の始まりなのだと、
認めざるを得ない。


腹を括って・・・


次に進むべき一歩を

懸命に探すしかない。


この選択は・・・


きっと正しい。



私は

一中小企業の経営者として

そう思う。


だが・・・


問題は

その次のステップである。


どの方向に

次の一歩を踏み出すのか・・・


その選択を

間違えようとしている経営者が
とても多いように感じてしまう。


 

なぜ?中小企業は

苦しくなってきたのか。


それは、

圧倒的に多くの中小企業が、
大企業の下請けでしかなかったからである。


物がない時代、

物を作ればいくらでも売れた。


だが・・・


物があふれてくると、
コスト削減と性能アップが

必要不可欠な要素となってきた。


もちろん

そのような変化も、
中小企業は

努力と生真面目さでカバーしてきたのだ。


だが・・・


時代は

更に前に進んでしまった。


値段も性能も、

ほとんど変わらないような商品が
世の中には

溢れているのである。


もはや

顕在マーケットは

飽和状態と言わざるを得ない。


マーケットが望んでいるものを

提供しているだけでは・・・


中小企業の経営は

成り立たないのだ。


そこで・・・


中小企業が

次にとるべき一歩。


それは・・・


大企業が中心となっていた

今までのシステムを脱出し、
独自の力で

潜在マーケットを掘り起こすことである。


 

もちろん

大企業だって
新しいマーケットを開拓したいのは

同じだ。


だが・・・


この多様化した世の中に、
もはや

そんなに大きな潜在マーケットは

存在していない。


小さな潜在マーケットを

掘り起こしたところで
大企業の大所帯を

支えることはできないのだ。


小さくて良かった!


中小企業の社長は

そう思うべきだ。


小さな潜在マーケットを

掘り起こす戦略は、
小さな会社にしか

出来ないのだ。


小さいとはいえ、

潜在マーケットには

大きな魅力がある。


競合がいないが故にもたらされる

大きな収益と・・・


事業そのものの

面白さである。


潜在マーケットでは
相手のニーズに合わせて商材を作る必要がない。


自分が欲しいものを作れば、
それに共感した人が

集まってくるのだ。


潜在マーケットで必要なのは・・・


誰にも嫌われないための

努力ではない。


ほんの数人を

強烈に惹きつける魅力だ。


人間は

嫌いなところがないという理由で

人を好きにはならない。


好きなところがあるから

好きになるのだろう。


そして・・・


その好きなところというのは、
必ずしも

誰が見ても魅力的とは限らない。


つまり・・・


好きになってくれる人だけが、
お客さんになってくれれば

それで十分なのだ。



中小企業は

もっと自由に生きたほうがいい。


私は

それこそが

次に進むべき一歩だろうと

確信している。