先日、昔私が在籍していた、
ある物流会社の元部下が
私のところに相談に来た。
会社の今後の方向性や
山積している課題、問題点などを
管理職として、
何から手をつければ良いかが
解らないと言う。
そう話しながらも
最近、採算の合わない取引先から
撤退するということにしたという・・・
というか荷量が少なく、運賃が安く、
更なるダンピング要求に
撤退せざるを得なかったようだ。
繁忙期や閑散期の
人員調整が困難であるとのことであり、
話を聞いてみると
傭車は1台も依頼していないという。
その点についても、
この管理職は
傭車の依頼先を見つけなければならない、
必要性を知っていた。
また、
ドライバーが一昔前のノリで、
それでも前任者時代からのベテランの為、
少々のマナーの悪さには目をつむっているという。
自分より社歴の長いベテランドライバー達に
気後れしてしまい口が出せないという。
これを頼りなく感じる方もいると思うが
こういうケースは
よく目の当たりにする光景なのだと思う。
私が現場の改善について
御手伝いする際、
一番気になるのは
依頼企業の本気度だ。
何らかの障害があるから
上手くいっていないのだ。
それを乗り越える為には
何らかの波風は避けられない。
その後、
事務の体制の話に移り、
それぞれの女性スタッフの役割分担と人員調整など
また、
パートの活用もキチンと行っていることが解った。
前任者の時代には
会社の中で現場中心の業務が大半であった為、
特にこれといった
リーダー学を吸収したわけでもなかった。
しかし、上記のように
気弱な部分があったり、
前任者のしがらみと戦いながらも
この新米管理職は
自社の課題、問題点、
そして
その解決策まで、
しっかり理解しているのである。
なぜ
私のところに相談に来たのかと
思うぐらいだ。
しばらく
話しをしているうちに
その理由が見えてきたように思えた。
自分の考えに対して、
「後から押してもらう人」が必要であったこと、
前任者に負けることなく
自信を持って「決断」する勇気と
それに伴う
「行動」がついてこなかっただけなのだ。
解っているのと
やってみるのは大違い。
部下に対して厳しくも
愛情と勇気をもって
思い切って一歩を踏み出せば
この新米管理職も
立派なリーダーになれると思うし、
そしてそれを切に願うのだ・・・
