潰れそうになりながらも
なんとか持ちこたえ、
結果的に業績は伸びてきた。
様々なアクションの結果、
知名度が上がった。
ともすれば、
出来る経営者像が一人歩きしてしまう。
恐ろしいものである。
もはや、どのように否定しても
自分自身のイメージを変えることができない。
偶然とたまたまの積み重ねだと
言っているのに誰も信用してくれない。
社員が勝手に働いているのだと
言えば言うほど謙虚な人だと思われてしまう。
実像とイメージが
私ほどかけ離れている人間も、
そうはいないだろう。
最近では
どちらが本当の自分なのか、
自分でも解らなくなってきた。
いずれにしても
人生はあとづけだと強く感じる。
結果さえ良ければ、
すべてのプロセスが肯定されてしまう。
高校卒業後、バンドマン~大手運送会社、
退職後に物流企業を経て、子会社を設立。
傾き始めた親会社からMBOにて独立。
37歳のときである。
これが私のプロフィールのすべて。
紹介されると、凄いですねとまで言われるから
人生は不思議である。
私が大学に行かなかったのは勉強より、
音楽が好きだったからである。
当時、私には免許しか売り物が無かった。
退職後に焼肉屋でもやろうと思っていたら、
入社してくれと言われたのも運である。
新規事業の準備をしていたら、
他に代わる人がいなかったために、
私を社長にしてしまったのだ。
当然ながら売上げは上がらなかった。
3ヶ月間も赤字を垂れ流し、
危うくクビになる寸前だったのである。
そんな私が独立した最大の理由。
それは、生活するためだったのだ。
笑ってしまう。
社長になるには試験もない。
もし、
社長になるのに試験があったとしたら、
私は社長にはなっていなかったと思う。
試験は昔から大嫌いなのだ。
その場合は、
焼肉屋でもやっていたのではなかろうか。
今頃はその日ぐらしをしているかもしれない。
焼肉屋がブレイクして
今よりもっと大成功しているかもしれない。
人生の結果など誰にもわからないのだ。
今となってしまえば、
私は自分の送ってきた人生の
すべてのシーンに意味づけをすることができる。
サッカー馬鹿だったことも、
勉強ができなかったことも、
バンドマンだったことも、
37歳で会社を作ったことも、
すべては必然だったのだ、と。
それだけで
本が一冊書けそうだ。
だが、
本当のことを言うと
すべてはあとづけなのだ。
私だけではない。
偉そうに語っている人の
99%はあとづけであると断言してもいい。
そんなにすごい人など
世の中にはいないのだ。
さあ、根気よく来年も頑張ろう!
