人間というのは、

当事者意識がないとなかなか動けない生き物です。


いくら正論を述べたところで、
直接自分に関係ないと感じることには極めて無関心。


今度の選挙に関しても、みなさんは、
自分達の将来がこの選挙にかかっているとは

感じていないでしょう。

論理的に考えると、

全国の物流事業者が選挙に参加することで

候補者が勝つ。


そうすると

送り出した議員によってさまざまな問題が解決され、
物流専従者の就業環境が改善される。


だから自分たちの明るい未来のために

みんなで選挙に参加しましょう、
というのは確かに正論です。


しかし

いくらこの正論を訴えても、

彼らを動かすことはできません。


ロジックだけでは

人は動かせないのです。

例えば

好きな相手を口説くとき、
自分と付き合うと

どんな理由で
どのようなメリットがもたらされるかを

語り続けても、
相手の気持ちが

傾くことはないでしょう。


選挙も同じ。

人を動かすには、

相手の感情を動かすことが必要なのです。


頭で理解させるのではなく、

心を掴む。


極端にいえば

ロジックなど伝わらなくてもいいのです。


「よく分からないけど、

 この人についていけば何かが変わるかもしれない」。


こうなれば、

組織は非常に大きな力を得ることになるでしょう。

このように

エモーションに訴えかけて人を動かす力を

“扇動力”といいます。


小泉さんにあって、

安倍さんには無いものといえば分かりやすいでしょうか。


組織が大きければ大きいほど

当事者意識は薄れるもの。


当然、

扇動力の必要性は高まります。


沢山の人を動かすとなると、
エモーションをかきたてる

高い才能を持ったリーダーが必要不可欠です。


しかし

そのようなリーダーは、

現実にはなかなか存在しないものです。