人間は、言葉でものを考えます。
夏になったら「暑い」。
針が刺さったら「痛い」。
当たり前のことですが、
日本人は日本語で思考を巡らせます。
だから日本語にない感情を抱くことはできませんし、
日本語にないものは考えようがありません。
言葉とは、
考え方や価値観を非常に大きく影響を与えるのです。
例えば日本語で育ったアメリカ人と、
英語で育った日本人。
私は両方のタイプの人間を知っていますが、
どちらが日本人っぽいかというと、前者です。
イメージ出来ないものは、実現出来ない。
いくら100パーセント日本人のDNAを持っていても、
「わびさび」という言葉を知らなければ、
それを感じることができないのです。
言葉はブロックです。
ブロックを積み上げることで
思考が進む。
ブロックが薄ければ、
思考も薄い。
ブロックを磨けば、
思考も磨かれます。
思考力を磨くという事は、
ひとつひとつの言葉を磨く事なのです。
例えば
愛について考えるとき、
「愛」という言葉の意味を、
“自分なり”に答えを持っていることが重要です。
答えは一つとは限りません。
時と場合によって、その意味は変化します。
だから
考え続けることが必要です。
薄っぺらい意味でしか
捉えられていないものは、
薄っぺらい思考にしかなりません。
ある辞書で「本物」という言葉を引いたところ、
『にせものや作りものでない、本当のもの。また、本当のこと。』
とありました。
これでは
何も言っていないに等しい。
辞書には
肝心なことは載っていません。
私は、自分なりの辞書を作ることにしました。
当たり障りのないものではなく、
面白い辞書・自分なりの
「ものさし」足り得る辞書を作りたい。
ひとつの言葉の意味を
とことん追求していきたいと思います。
言葉の意味を考え続けることは、
私にとって思考力を鍛える訓練となるはずです。
一年も続けると
間違いなく思考力は高まると思います。
そう考えています。
