物流業は、
皆さんもご存知のように労働集約型産業の一つである。
これは運営側の見方であるが、
サービスを受ける側からは、
「物流業は人材ビジネスである」ということを、
つくづく痛感させられる。
ドライバーのあいさつ、マナーは当然のことながら、
センターや事業所を切り盛りする所属長の能力、資質で
運営の90%が決まってしまう「所長産業」である。
また、
物流業の主力業務となった物流センター運営でも、
パートやアルバイト、そして派遣スタッフの人繰りの手腕が、
プロフィットセンターになるか否かの重要な要素となっている。
これもどちらかと言えば、
運営側の見方になるかもしれない。
しかし、最近、多く見られるのが、
自家用車、白ナンバーの荷主会社に
ドライバーや助手を派遣する労働者派遣が目立っている。
もちろん、
プラウドの派遣先にも、同様の傾向が見受けられる。
一過性の問題として、
改正道交法の駐停車の取り締まりが挙げられるが、
その根底には、
荷主会社にも物流業同様の労働力不足がある。
定年や退職で欠員が出ても、
自社でなかなか補充することが出来ず、
採用コストが増え、
耐えかねて物流会社と接触し、
プロのドライバーに来てもらうということが多い。
または、
「プロになれる可能性の、高い人材を御紹介する。」
というようなパターンだ。
食品や建材関連のメーカーや、
卸し全般にこういった傾向が強い。
様々な荷主ニーズの対応のなかに、
プロスタッフの派遣が
「現場力の強化」につながっているのである。
私は常々、
輸配送、保管、流通加工、システムの4点セットで
「物流業」と言えると伝えているが、
ここに
「労働者派遣」が不可欠な時代となったようだ。
物流業は
ハード産業からソフト産業へ。
そして
人材ビジネスと進化、派生しているのである。




