特に“中”という言葉が気に入らない。
中途半端なうえに、
中と小を一緒くたにしているところも気に入らない。
別に、ボヤキ漫才ではないが、
プラウドも社員数や売上げなどで分類されると
中小企業ということになるが、私は認めない。
政府の中小企業向け“支援”や“対策”などという言葉を聞くと
無性に腹が立つ。
人を馬鹿にするなと言いたい。
小さくても強く、たくましく、存在価値のある企業はたくさんあるし、
反対に大企業でも、生き残る強さも、存在価値もないような企業はいくらでもある。
いい加減、規模の大小で、
強さや価値やブランドを判断するのはやめてもらいたい。
ダイエー、JAL、ソニー、そして不二家と
誰もが知る大企業の存在価値とブランドは、いつまで続くのだろうか。
これからは、
間違いなく小さな会社(中小企業ではなく)が
日本をリードしていく時代。
何の疑いもなく私はそう信じている。
規模の拡大が利益の拡大につながる。
それはある意味事実だろう。
仕入れや流通のコストを削減することにより
価格競争力が生まれる。
資金調達力も強まる。
小さな会社では、
この競争に打ち勝つことはできない。
ジャック・ウェルチがはじめた
“事業の選択と資源の集中”は
今や世界のグローバルスタンダードだ。
国内においても、金融や流通など、
あらゆる分野で統合や合併による
規模の拡大が進んでいる。
大企業だけではない。
新興市場に上場するベンチャー企業が目指しているのも
同じように規模の拡大だ。
買収と統合を繰り返し、
規模の拡大により増収増益を続け、
時価総額の最大化を目標としている。
では、
このような合併競争の中、
規模の小さな会社はどのような戦略をとるべきなのか?
答えは簡単だ。
選択と集中である。
規模の拡大は、
選択と集中という戦略の真逆に位置している。
規模を拡大すればするほど商品と顧客を絞り込みにくくなるからだ。
つまり、
この戦略は、小さな会社ほど向いているということだ。
ただし、
選択と集中の方法を間違ってはならない。
選択するべきは、
より高付加価値の高額商品。
そして、
付加価値に迷わずお金を払う消費者だ。
間違っても商品の価格を下げて、
規模の競争に巻き込まれてはならない。
そしてもうひとつ。
集中するべき資源は、量ではなく質である。
つまり、
人材の数ではなく質で勝負するのだ。
大企業には確かに優秀な人材がいる。
だが全員ではない。
大企業は
その規模を維持するために、
ある程度の人数を確保せざるを得ないからだ。
この少子化の時代に
何百人もの人間を無理やり採用すれば、
そのレベルに大きな開きかがでることは
目に見えている。
優秀なのは、
せいぜい上から1~2割程度である。
そして、その優秀な人材を、
細分化された小さなマーケットに投入することはできない。
そこが
大企業の最大の弱点であり、
規模の拡大を追及せざるを得ない理由でもある。
これからは
大企業の経営は見習うべきではない。
下請けに甘んじていてもいけない。
私たちには、私たちのやるべきことがあり、
その追求こそが、
この国の未来を支えていくのだ。
