1年365日。
長いようで、経ってしまえば「あっという間」ですね。
会社にとっては、
桜が咲く今時分が「1年の区切り」なのです。
私の好きなある小説家は、
「今年1年間、自分の全力を尽くしたか?」と自問自答し、
数年前からは「イエス」と答えることができるそうです。
以前このことを知ったときは、
すごい人だなぁ、と感じたものです。
今やこの人は、押しも押されぬ大作家。
出せばベストセラーだから、
そこまで自信を持てたのかもしれません。
私の場合は・・・といえば、幸い年初に立てた目標は達成しました・・・ほぼ。
でも、
振り返ってみると、反省点ばかりで、
とても
この小説家のように、全てを肯定する気にはなれません。
きっと皆さんも、
仕事納めの後、晦日の雰囲気に包まれたときに、
「今年○○な1年だったなぁ」と思われることでしょう。
その「○○」には、
どんな言葉が入るのでしょうか?
■ チェックの重要さ
PDCAの話をします。
研修などで「PDCAご存知ですよね?」と聞くと、
知っている人が意外に少ないんです。
それもスゴク少ないんですね。
まぁ、
私は“知っている”ことの定義を
“他人に説明して伝えることができること”としているから
挙手しにくいのかもしれませんが・・・
でも、ここであらためてPDCAを説明するのはやめておきましょう。
長くなってしまいますので・・・![]()
PDCAは常識だと捉えるべきですし、
その基本的な考え方はネットにいくらでもころがっていますから。
このように↓
http://www.e-jinzai.co.jp/merumaga/redirect/061220eigyoukakushin.html
したがって、よく知らない方は、
上記のネットで調べて“他人に説明できるレベル”になっておきましょう。
このブログでは、
以下の点にだけ触れておきます。
▼PDCAは、製造業だけでなく、
あらゆる業種・職種の「継続的改善」に有効だ 。
われわれが携わっている仕事を「継続的に改善する」ためには、
このPDCAのサイクルを回すことが効果的です。
強調したいのは「継続的」というところ
ずーーーーーーーーっと改善・向上・成長したいなら、
しっかりとPDCAを廻しましょう、ということです。
当たり前ですが・・・
▼PDCAサイクルは、階層構造を成すべきで、
組織の上位⇒下位、スパンの違う長期⇒短期などがある 。
例えば、組織の上位⇒下位だとこんな感じでしょうか・・・
▽経営者が、経営計画(P)を期初に立て、
全組織に実行させ(D)、
第1四半期で、
業績や指標を計測し(C)、
マイナスギャップがある場合は、
目標達成に向けて
是正措置(A)を指示します。
▽営業部長は、
営業組織が経営計画に沿った役割をこなすため、
目標(P)に向かって方針を練り、
日々実行し(D)、
目標未達成の度合いを測定し(C)、
方針を練り直し、
メンバーに教育を施します(A)。
▽営業課長は、
部下に業績目標(P)を与え、
行動を促し(D)、
日報や日々のミーティング・報連相でギャップを把握し(C)、
アドバイスを与えます(A)。
▽そして営業マンは、
目標達成のため日々の戦術(P)を考え、
毎日アポを取り、訪問し(D)、
今日の営業活動で何が良かったか、悪かったのか考え(C)、
もっと成長するために勉強し、上司に相談して(A)、
明日の作戦を作ります。
このように、
PDCAは一部が回っていてもダメで、
上部組織から、一社員に至るまでが
連携していなければいけません。
ちょうど、
これは宇宙の仕組みのようです。
渦状の銀河系の中に、
やはり回転している太陽系があり、
更に
月が地球の周囲を公転しています。
地球上では台風や渦潮が渦を作り、
ナノの世界では
原子の周囲を電子が回っているのです。
PDCAも自然の摂理に倣って、
立場や大きさの違うサイクルで構造を作るのがイチバンですよね
▼しかし組織で一番行われていないのはCHECK ![]()
CHECKは、
プロセスで行うことがキモです。
月間目標を立てて実行しても、
CHECKするのが月末では、
その月に関しては、
何の意味もありません。
しかし、現実にCHECKは置き去りにされがちです。
なぜなら手間がかかるから・・・
毎日顧客対応で忙しい営業マンは、
振り返りをする時間も惜しいのかもしれません。残念・・・
CHECKを確実に実行するには、
知恵と判断と意思
が必要です。
知恵=何をCHECKするか考える。
なぜなら、
全てを対象にCHECKするなんて無理だから・・・
だから
今、最も重要な項目を選び取る知恵を働かせるのです。
判断=営業は「顧客の要望を満たすことが全て」と捕らえがち。
これは正論だから誰も異論を唱えにくい。
でも、
将来において、
より大きな顧客満足を提供するために、
今敢えて顧客対応よりも
CHECKに時間を割くべきか否か、判断する必要があるのです。
意思=忙しくても、疲れていても、飲みに誘われても、
優先すべきと判断できれば
強い意志で100%CHECKする。
CHECKが行われないと、能力が上がりません。
PLANが高度になりません。
だから、
会議などで振り返りを強制されるからではなく、
営業マンは自主的に、且つ確実に、
CHECKを行わないとダメですよね。
■ 1年は終わりだが、仕事は続く・・・
さて、冒頭の話題に戻りましょう。
もうすぐ2006年度が終わります。
当然1年を振り返ることでしょうが、
なんのために振り返るかも考えてみましょう。
例えば、
今年1年の終了は、
将来に向けたCHECK POINTという捉え方もできます。
既にちょっとだけ述べた
「スパンの違う長期⇒短期のサイクル」の中の
長期のCHECKにあたるでしょう。
今年はどんなPを立て、
どんなDだったのでしょうか。
年末にCをすることで、
どんなAを練ったら良いでしょうか。
そのAは
来年のPにどのように活かされるのでしょう。
2006年度は、
まだ“成功への途中”です。
そう、
1年の終わりは、同時にプロセスでもあるんです。
