私達は、しょっちゅう腕時計とにらめっこ。
スケジュール帳に書き込む予定もぐっと増え、
「忙しいなあ」「時間がない」とつぶやく羽目に陥ります。
ところで、
ごく自然に生活になじんでいるスケジュール帳ですが、
その意味やルーツをご存じですか?
普段から時間の有効活用に悩み、
スケジュール帳を駆使して仕事をしているわけですが、
「少ない時間に多くのことを詰め込み、効率を上げる。
そうすると、より多くのことを達成できる」
その意味やルーツをご存じですか?
普段から時間の有効活用に悩み、
スケジュール帳を駆使して仕事をしているわけですが、
「少ない時間に多くのことを詰め込み、効率を上げる。
そうすると、より多くのことを達成できる」
という時間術に苦しめられたからです。
そう、「忙しい奴に仕事が集まる」っていうアレです。
日々を過ごしていると、世の中の時間は、
日々を過ごしていると、世の中の時間は、
「もっと速く! 短い時間でもっと多くのことを!」
と迫ってきます。
その結果、
スケジュール帳を使って、上手に時間をコントロールし、
現在を我慢して、未来の目標達成のために頑張るわけです。
でも、目標が現実化しても、なぜか嬉しくありません。
現在を我慢して、未来の目標達成のために頑張るわけです。
でも、目標が現実化しても、なぜか嬉しくありません。
効率を上げても幸せを感じられない。
心が、すぐに萎んでしまうのです。
まるで、時間に裏切られたように感じられたものでした。
そんな時、本当にひょんなことから新聞に
スケジュール帳のルーツについての記事を目にする機会に恵まれました。
そして、
スケジュール帳には罠があって、スケジュール帳を使うと、
時間は、おのずと経済効率を求めることに気付いたのです。
スケジュール帳のルーツを見てみると、
時間は、おのずと経済効率を求めることに気付いたのです。
スケジュール帳のルーツを見てみると、
このことがいっそうよく分かります。
スケジュール帳がいつどこで発生したのかには、
いくつかの説があります。
フランスのスケジュール帳会社、QuoVadisのホームページ
< http://www.quovadis.co.jp/collection/ >を調べると、
< http://www.quovadis.co.jp/collection/ >を調べると、
「1952年、フランス人医師ベルトラミが、
白ページのノートに格子のスタンプを押して、
見開き1週間のダイアリーを作った」
という説明があります。
一方で、イギリスのシステム手帳会社、Filofaxのホームページ
< http://www.filofax.co.uk/aboutus/SEURLF/ASP/SFS/SFE/heritage.htm >には、
一方で、イギリスのシステム手帳会社、Filofaxのホームページ
< http://www.filofax.co.uk/aboutus/SEURLF/ASP/SFS/SFE/heritage.htm >には、
「第一次世界大戦ごろ、アメリカで働いていた英国人が、
エンジニアや科学者によって行われていた、
アメリカ式整理法に出会ったことが開発のきっかけ」
と、述べられています。
実際の製品としてのルーツには諸説あるものの、
個人が予定を書き留める習慣が普及し始めたのは
19世紀初頭であると言われています。
ここで製品自体のルーツは置いておいて、
予定を忘れないように書き付ける「日付つき備忘録」としての機能に
焦点を当ててみます。
すると、どうやら中世ヨーロッパの商人に、
日付と用事を書き付けるという習慣が発生していたようです。
実際の製品としてのルーツには諸説あるものの、
個人が予定を書き留める習慣が普及し始めたのは
19世紀初頭であると言われています。
ここで製品自体のルーツは置いておいて、
予定を忘れないように書き付ける「日付つき備忘録」としての機能に
焦点を当ててみます。
すると、どうやら中世ヨーロッパの商人に、
日付と用事を書き付けるという習慣が発生していたようです。
交易も次第に複雑化し、
異なるカレンダーの人たちとビジネスをする必要が生じてきた中世。
備忘録を付けることがシステムとして発展しました。
ちなみに、
ちなみに、
目下バランスシートなどで活躍中の複式簿記も
中世イタリア商人がルーツといいますから、
スケジュール帳中世起源説も、説得力のありそうな仮説だと言えるかもしれません。
もちろん現代においても、
もちろん現代においても、
スケジュール管理はビジネスにおいて欠かせません。
時間管理と経済性とは、
中世でも現代でも、がっちりと結びついているのです。
■時間って、なに?
「われわれは時の移ろいを楽しむが、
白人は時をモノサシで計ることに明け暮れる。」
白人は時をモノサシで計ることに明け暮れる。」
(ネイティブアメリカンの言葉『月に映すあなたの一日』より)
有名な童話作家のミヒャエル・エンデは、
著書『モモ』の中で、時間の問題にもう一歩深く踏み込んでいます。
『モモ』に出てくる「灰色の男たち」は、人々に時間を節約させ、
余った時間を時間貯蓄銀行におさめさせることで、
もっと未来が良くなると説きました。
有名な童話作家のミヒャエル・エンデは、
著書『モモ』の中で、時間の問題にもう一歩深く踏み込んでいます。
『モモ』に出てくる「灰色の男たち」は、人々に時間を節約させ、
余った時間を時間貯蓄銀行におさめさせることで、
もっと未来が良くなると説きました。
しかし
効率的に時間を使わせられ、無駄を取り上げられた人々は、
「今、ここ」を楽しむことから切り離され、
「今、ここ」を楽しむことから切り離され、
まるで機械のように変わってゆきます。
エンデが単なる童話作家でなく、
エンデが単なる童話作家でなく、
地域通貨をはじめとする社会問題のエキスパートであることを鑑みれば、
童話の枠に収まりきれないメッセージが見えてきます。
つまり、時間の使い方を効率化すればするほど、
「今、ここ」のリアルな生命の感覚が死んでゆくのです。
遠く古来より、私たちは月や星を観測し、
自然から時間を写し取ってカレンダーを作ってきました。
童話の枠に収まりきれないメッセージが見えてきます。
つまり、時間の使い方を効率化すればするほど、
「今、ここ」のリアルな生命の感覚が死んでゆくのです。
遠く古来より、私たちは月や星を観測し、
自然から時間を写し取ってカレンダーを作ってきました。
そして当然ながら、
地球や太陽、星々のサイクルは一定ではなく、
微妙に揺らぎ、ひずみます。
微妙に揺らぎ、ひずみます。
すべての生命は揺らぐのです。
しかし
しかし
今や時間は、セシウム原子の振動に合わせて決められています。
自然界で生じるぶれの方を切り捨て、
機械的なクロックスピードに合わせることで、
現代の時間は刻まれているのです。
その結果、
その結果、
日々の時間を統括するスケジュール帳は、
ともすれば、
私たちの時間を切り刻むシステムに変わる危険と隣り合わせになってしまうのです。
私たちの時間を切り刻むシステムに変わる危険と隣り合わせになってしまうのです。
時間を整理し、
幸せな人生を歩むために使う道具であるはずのものが、
「もっと速く」「もっとたくさんできるはず」と、
時間をコントロールする機械のように振る舞いはじめる危険性があるのです。
だからこそ、
だからこそ、
私たちが自分の手で、時間に人間性を加えなければなりません。
忙しすぎたら休み、遊び、友人と語らう時間を加える。
スケジュール帳が経済性と深く関わっていることを思い出し、
人生を大いに楽しむ時間、
生命としての時間を自らの手で入れてあげるのです。
【時間を貯めておくことはできません。】
【時間を貯めておくことはできません。】
生きられるのはいつだって「今、ここ」だけで、
今日の帰りに交通事故で亡くなれば、
描いていた未来も、
いつかと想像した夢の日も、
いつかと想像した夢の日も、
永遠に止まってしまいます。
ならば、
「今、ここ」を楽しむことから始めなければ・・・
スケジュール帳にできることは、
スケジュール帳にできることは、
時間を整理し、目の前に提示すること。
そこに
人間らしい時間を入れ、
スケジュール帳を「幸せを実現するための道具」に変えるのは、
道具を使う私達に与えられた役割なのです。
計画倒れにしない為にも、
目指すべき着地点をしっかりと認識した上で
スケジュール設定していきましょう。
