権限を組織に委譲しなければ、成長・発展はあり得ないと言われている。
確かに、
全ての事柄を、社長自らが決定していては、目が届く範囲は所詮しれている。
では、
権限を委譲すれば、必ず会社は成長・発展するのだろうか?
当然そうとは言い切れないだろう。
実力のない人材、
人徳のない人材などに権限委譲すれば、
組織は機能しなくなる。
問題は、
任された側にもある場合が多いだろう。
今まで、
上司や社長が現業員の採用を決めていたが、
ある日、配車担当者が、その採用決定をしなければならなくなったとすると。
採用可否の判断基準がないため、
躊躇しながら決めてしまうだろう。
また、
購入予算枠をもらった営業所長が、
現場からのおねだりでドライバー控え室にTVを購入してしまう・・・
などと言った事は、よくある話である。
この2つの場合の共通点は、
自分自身が任されたことによる単独行動になっていることである。
自分自身に判断基準が養われていない間は、
上司や社長に相談をするべきだ。
それも単に相談するのではなく、
自分の考えを持って相談する。
この「自分の考え」を持ってというところが肝心だ。
そうすることで、
会社としての価値観や判断基準が共有化される。
与えられた権限を
事前に訓練、予習することはできない。
ひどい場合では、
物流会社や傭車会社の業者決定権をもっているため
決定した業者から多額の接待を受けたり、
リベートを着服するケースも残念ながら多いのが実情である。
社長の皆さん!
「“任せる”というのは、
報告・連絡・相談を徹底しますという業務責任との“引き換え”である」
ということを、任せる者に何回も言い続けて下さい。
自戒・・・
