F1ドライバー、ミハエル・シューマッハの現役最後のレースが、
先月の22日にブラジルで行われた。
1つの時代を築いたドライバーの引退レースとあって
全世界が注目していたグランプリであったと思う。
今から約15年前、
自分とあまり年齢の変わらないぽっと出のドライバーが生意気に思え、
とても応援する気にならなかった。
その当時の私のヒーローはアイルトン・セナであった。
そんな私がシューマッハを応援するきっかけとなったのは、
レース半ばでギヤが5速以外は使えないマシントラブルに見舞われ、
それでもあきらめず走りきり2位という結果を残した時であった。
奇しくも、
セナも同じように6速以外のギヤが使用できない状態で優勝したことがあった。
この一件で私はシューマッハのファンとなった。
そして、ぽっと出の若者はチャンピオンとなり、
いつしか引退を決意する年齢となっていた。
いよいよ最後のレース当日。
なんと予選は10位。
しかし、勝負はわからない。
そう思い、
見守っていたのもつかの間、
追い討ちをかけるように左リヤタイヤがパンク。
順位は最下位に・・・
「こんな形で終わってしまうのか・・・」
私を含め、多くの人がそう思ったに違いない。
しかし、
このままでは終わらなかった。
あきらめずマシンを駆り、驚異的な追い上げで順位を上げていく。
「いつまでも見ていたい」そんな走りであった。
シューマッハは、
わがままだと批判を受けたことも、
スポーツマンシップに欠けるとマスコミに叩かれたこともあった。
けれども美しい去り際であった。
結果は4位であったが、
F1ファンに美しい思い出とあきらめないことの大切さを残してくれたと思う。
終わりよければすべて良し。
サンキューマイヒーロー。
