ジーコと言えば、言うまでもなくサッカー日本代表の元監督です。

ジーコ氏が日経ビジネス(9月18日号)で、
大変驚くべき発言をされていました。

それは、次のような発言でした。

「日本では電車の中で寝ている人をよく見かける。
 それは治安が良いからだけではない。
 車内アナウンスで次の駅を教えてくれるから、
 安心して眠っていられるのだ。
 日本の社会は、どこにいってもナビゲーションに溢れている。
 あまりにも便利すぎて、何も考えてなくても生活ができる・・・」

ブラジルから来たジーコ氏の目から見ると、
日本の社会の中には“考えなくても”生活できる仕組みで一杯になっている、
と見えるようです。

この発言には、私もびっくりさせられました。

確かに、そのような観点で身の回りを見てみると、
本当にナビゲーションだらけで、
しかも、これでもかというほどの便利な道具で溢れています。

逆に言えば、
「考える機会」を奪われているのかもしれません。

 
引退した中田英寿氏も、同じような発言をしていました。


「日本人の練習は型にはまりすぎている。
 右からきたパスを左に流すように、型にはまった練習ばかりする。
 だから実戦でも、簡単にパスを読まれてしまう。

 海外の強豪は、一体どこにパスをするのだろう、と思わせるような
 予測不可能なパスを出す練習をする。
 だから、相手に読まれにくく、最後には追いかけるのも諦める。
 常に考えてサッカーをするところは強い・・・」

 
日本のサッカープレーヤーの全てが、
何も考えていないわけではありません。
日本にも優秀な選手は沢山います。

但し、総合的に見ると、そのような傾向がある、
ということを指摘したかったのだと思います。

このジーコ氏と中田氏の発言から、日本の社会で勝つための方法が見えてきます。

つまり、
セオリーとして常識的に学んでいることの反対側に、
勝つためのヒントがある、ということです。
 
型どおりに、はまった人が多いならば、
それ以外の方法を見つけた人は、あっというまに一人勝ちをし、
その人の独壇場となります。

そういう意味では、
日本はその可能性に満ちている社会なのかもしれませんね。