夜寝る前に、
「明日中にあの企画を完成させるぞ!」と気合を入れたのに、
当日になってみると、朝一番でお客様からの電話が入ったり、
先輩から別の資料作りを頼まれたり・・・
としているうちに、
気づくともうやる気がしない。
似たようなご経験はありませんか?
人間の「やる気」に関するエネルギーは、
使わないと湧いて来ないと言われています。
精神分裂症の研究者で有名なエミール・クレペリンというドイツ人は、
「作業興奮」という考え方を明らかにしました。
これは
「人は何らかの作業に取りかかってみて初めて精神状態が、
その作業に見合ったモードに変化する」
ということです。
手を付けるまでは、億劫だったのに
やり始めたら意外に没頭してしまったということがよくあります。
この現象は、脳の中心付近に小さな「側座核」と名付けられた部位があり、
ここに刺激が伝わって細胞が興奮すると「やる気」が沸いてくる。
何かをやり始める前は、
ここが興奮してないので「やる気がしない」状態となっているのです。
「騙されたと思って・・・」などと、
言われてやっているうちに仕事が面白くなることもあります。
他にも、習いごと、資格試験の勉強、健康管理のためのジョギング、
すべて大なり小なり、このような要素があると思います。
何かをやる前には気持ちが乗らなくても、
やり始めればやる気が沸いてくる。
何事も、まず始めることが大切なようです。
(参考:「海馬/脳は疲れない」池谷裕二、糸井重里著、朝日出版社)
