今回は、日本ジュニア数学オリンピック2005年第10問を取り上げ解説します。
算数オリンピックやジュニア算数オリンピックにチャレンジする子はもとより、最難関中学校の受験生も当然解けるはずの問題です。
等しい角度の条件に着目して、PB:PCが2:2(=1:1)であれば、三角形ABCが二等辺三角形となり、対称性が利用できるのになぁと感じることがスタートラインです。

PCを2:1に分ける点をDとすると、三角形ABDは二等辺三角形となります。
PRとADが交わった点をSとすると、対称性より、AS:SD=AQ:QB=4:3となります。
あとは、いわゆる等高図形の面積比に関する知識を利用するだけです。
三角形APSの面積を⑧とすると、三角形DSPの面積は⑧×SD/AS=⑥となり、三角形CSDの面積は⑥×CD/PD=③となります。
したがって、
AR:RC
=三角形APSの面積:三角形CSPの面積
=⑧:(⑥+③)
=8:9
となります。
中学生であれば、最後の面積比の処理のところでメネラウスの定理を使うと思いますが、この問題でメネラウスの定理を使っても楽になりません。