今回は、日本ジュニア数学オリンピック2005年第9問を取り上げ、解説します。
自然数というのは1以上の整数のことです。
いきなり4桁の整数を考えるのではなく、1桁から順に調べていけば、下の解法に行き着きます。
□桁の整数の右端に1から6の整数を付け加えて(□+1)桁の整数を作ることを考えます。
□桁の整数(○とします)が7の倍数のとき、1から6のいずれの整数を付け加えても7の倍数となることはありません。
○(7の倍数)×10+△(1、2、3、4、5、6)だから、当然のことですね。
□桁の整数が7の倍数でない(7で割った余りが1、2、3、4、5、6の数)とき、1から6のいずれか1つの整数を付け加えたときのみ7の倍数となります。
○×10+△=○×7+○×3+△で、下線部分が7の倍数となることを考えればよく、○が1、2、3、4、5、6のとき、△はそれぞれ4、1、5、2、6、3となりますね。
結局、(□+1)桁の7の倍数の個数は□桁の7で割り切れない数の個数と一致します。
あとは、表を書いて求めるだけです。
□ 1 2 3 4
合 6 36 216
◎ 0 6 30 186
× 6 30 186
(合、◎、×はそれぞれ□桁の整数、7の倍数、7で割り切れない数の個数)
したがって、求める個数は186個となります。
今回取り上げたJJMOの問題は、使える数字が1、2、3、4、5、6で7の倍数を考える問題だったから簡単に解けましたが、同じような問題が京都大学で過去に出されています(京都大学1994年前期文系数学第4問)。
さいころをn回振り、出た目の和が7で割り切れる確率を求める問題ですが、本質は何も変わりません。
具体的な数でないnの絡んだ問題で、高校で習う漸化式の処理が必要になるので、小学生には解けせんが、漸化式の処理は単なるルーティーンワークに過ぎません。
漸化式を作るまでの処理は上の解法の考え方で終わっています。
算数オリンピック・ジュニア算数オリンピック・キッズBEE対策プロ家庭教師の生徒募集について
算数オリンピック・ジュニア算数オリンピック・キッズBEE対策プロ家庭教師のお申込み・ご相談