nは4以上の整数であり、x、y、zはすべて正の整数であるとする。
(1)省略
(2)空間の点(x,y,z)で、x+y+z<nをみたすものの個数をnを用いて表せ。
(3)空間の点(x,y,z)で、x+y+z=3nかつx<y<zをみたすものの個数をnを用いて表せ。
(注)
正の→0より大きい
空間の点→小学生は無視(空間の点である必要はないからです)して。単に、(x,y,z)の組と考えればよいでしょう。
3n→3×n
東大で同じような問題が過去に出されています。
また、中学入試でも同じような問題が出されています。
さて、東京科学大の問題を解いてみましょう。
(1)は(2)以降の問題のための誘導なのでしょうが、小学生には厳しいですし、誘導が必要な解法を採用しないので、省略しています。
(2)
w+x+y+z=n(w、x、y、zは1以上の整数)となる場合を考えればいいですね。
小学生にとっては、問題文の表記が分かりにくいですが、「w、x、y、zの4人に合計n個のボールを配ります。ただし、4人には少なくとも1個のボールを配るものとします。」という問題を考えるだけの話です。
w、x、y、zにまず○を1個ずつ配り、残りの(n-4)個のボールの配り方を考えます(n=4の場合は1通りの「配り方」がありますね)。
(n-4)個の○と3個の/の並べ方を考えればよいから、求める個数は(n-1)×(n-2)×(n-3)/(3×2×1)=(n-1)(n-2)(n-3)/6個となります。
なお、n個のボールを並べ、(n-1)個の、ボールとボールの間から3個を選んで/を置くと考えてもよいでしょう。
(3)
とりあえずxとyとzの大小関係を無視して考えます。
(2)と同様に考えると、x+y+z=3n(x、y、zは1以上の整数)となるのは(3n-1)×(3n-2)/(2×1)個あります。
このうち(あ)xとyとzがすべて同じものと(い)xとyとzのうち2つだけが同じものを取り除くと、xとyとzがすべて異なるものだけが残りますね。
ここで、xとyとzの大小関係を考慮すると、3×2×1=6回カウントされているから、6で割ることにより答えが得られます。
(あ)について
(x,y,z)=(n,n,n)の1個だけあります。
(い)について
nの偶奇に影響されるので、nの偶奇で場合分けして考えます。
具体例(例えば、x+y+z=6と9の場合を考えると、「最後」に2個余るか1個余るかの違いが出てきますね)を考えれば偶奇による場合分けが必要なことがすぐにわかるはずです(因みに、上の東大の問題は、この場合分けが生じないように6m(6の倍数)としてくれていますね)。
(A)nが奇数のとき
zだけ異なる場合は、(x,y,z)=(1,1、3n-2)、(2,2、3n-4)、・・・、((3n-1)/2,(3n-1)/2,1)の(3n-1)/2通りのうち(n,n,n)の1通りを取り除いた(3n-3)/2通りがあり、x、yだけ異なる場合も同様に(3n-3)/2通りあります(条件の対等性を利用して作業を減らす!)。
結局、この場合は(3n-3)/2×3=(9n-9)/3個あります。
(A)nが偶数のとき
zだけ異なる場合は、(x,y,z)=(1,1、3n-2)、(2,2、3n-4)、・・・、((3n-2)/2,(3n-2)/2,2)の(3n-2)/2通りのうち(n,n,n)の1通りを取り除いた(3n-4)/2通りがあり、x、yだけ異なる場合も同様に(3n-3)/2通りあります。 ←条件の対等性を利用して作業を減らす!
結局、この場合は(3n-4)/2×3=(9n-12)/2個あります。
したがって、求める個数は、nが奇数のとき、
{(3n-1)×(3n-2)/2-1-(9n-9)/2}×1/6 (負の数の積の計算などが小学生にとっては厄介ですが、面積図と「ひきすぎ⇒たす」で処理することができます(詳細については割愛)。)
=(9n2-18n+9)/12
=(3n2-6n+3)/4
となり、nが偶数のとき、
{(3n-1)×(3n-2)/2-1-(9n-12)/2}×1/6
=(9n2-18n+12)/12
=(3n2-6n+4)/4
となります。