日本ジュニア数学オリンピック2018年予選の問題

 

今回は、日本ジュニア数学オリンピック(JJMO)2018年予選第7問を取り上げます。
中学受験生でも(解き方次第では)簡単に解ける問題です。

問題の操作によって最終的に7の倍数にするのだから、最終的に7の倍数になる3桁の整数が何個あるかと考えるのがポイントです。

1桁を変えて3桁の数〇△□となる数が何個あるか考えます(わかりにくければ、具体例(例えば105になる数)を考えればよいでしょう)。
百の位の数を変えたものが、0と〇以外の8通りあり、十の位の数を変えたものが、△以外の9通りあり、一の位の数を変えたものが、□以外の9通りありあるから、1桁変えて〇△□となる数は8+9+9=26個あります。
言い換えれば、1桁変えて〇△□となる数についてのラッキー度の総和は26となります。
ここで、3桁の7の倍数は
  [999/7]-[99/7] ([☆]は☆を超えない最大の整数を表します。)
 =142-14
 =128個
あるから、求めるラッキー度の総和は
  26×128
 =3328
となります。

 

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