次の計算をしなさい。

  1/3+36/7×4.25-5/8÷0.525

 

大した計算問題ではありませんが、ちょっとしたことで差が生じます。

5/8÷0.525のところを瞬時に625/525として25で約分すると簡単になります。

25で約分するとき、25×4=100を利用して、頭の中で、4×5+1=21、4×6+1(あるいは21+4)とすれば、ほんの数秒で処理できます。

また、普段の学習の際、次のような分数の引き算をするときにどういう処理をしているかでも差が生じます。

 24/17-18/19

24/17を頭の中で帯分数に直し、1-18/19=1/19と7/17の和を求める処理をしていれば、今回の東大寺の問題も簡単に答えが求められるでしょう。

因みに、この計算の分母は、先日取り上げた「和と差の積=2乗の差」(関西学院中学部1996年算数2日目第1問(4)南山中学校女子部2024年算数第1問(4)の解説を参照)と平方数の知識を利用すると、(18+1)×(18-1)=324-1=323と暗算で求められます(もちろん、340-17=323とすることもできます)。

詳しくは、東大寺学園中学校2025年算数第1問(1)の解答・解説で。

 

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