日本ジュニア数学オリンピック(JJMO)2025年予選の問題
今回は、日本ジュニア数学オリンピック2025年予選第1問を取り上げ、解説します。
正のというのは、0より大きいということです。
中学入試に出されても簡単な部類の問題で、小学生が解いても30秒もかからないでしょう。
因みに、今年灘中を受験する教え子の一人に、今日の家庭教師の休憩時間中にお茶を飲みながら解いてもらったら、「2025は無理で、2025/3=675は、675と675×2でオッケー」というように10秒程度で解いていました。
さて、解き方を詳しく説明してみましょう。
mとnの最大公約数を〇とし、m、nをそれぞれ〇×△、〇×□(〇、△、□は1以上の整数で、△と□の最大公約数は1)とすると、m+n=2025だから、
〇×△+〇×□=2025
〇×(△+□)=2025
となり、〇と△+□は2025の約数のペアとなります(ここまでしなくても、mとnの最大公約数が2025の約数でないといけないことはすぐにわかるでしょう)。
最大の〇を求めるのだから、2025(=45×45=3×3×3×3×5×5)の約数のうち最も大きいものからチェックしていきます。
〇が2025の約数のうち最も大きいもの、つまり2025のとき、△+□=1となり条件を満たしません。
2025の約数のうち2番目に大きいものは2025/3=675となりますね。
〇が675のとき、△+□=3となり、例えば、△=1、□=2とすれば条件を満たします。
したがって、答えは675となります。
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